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大好きな物語。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』には、たくさんの鉱物たちが登場します。


黒曜石で出来た地図

月長石が刻まれたようなりんどう

金剛石をひっくりかえしたような明るさ

水晶で出来た砂


他にもトパーズに、鋼玉、サファイア

こんなにもさまざまな鉱石が出てくる童話は、ちょっと他には見当たりません。


黒曜石はオブシディアン、
月長石はムーンストーン、
金剛石はダイヤモンド。

物語に登場するそれらの天然石を使って、ブレスレットに仕立てました。
宮沢賢治は動物や植物に詳しいだけでなく、子どもの頃から鉱物採集にも熱中していたそうです。

「この汽車石炭をたいていないね」「アルコールか電気だろう」　

蒸気を出さない汽車が、幻想的な光景のなかを走り抜けてゆきます。

物語の中では讃美歌やドヴォルザークの「新世界」が奏でられ、鳥に関わる人たちやタイタニック号の乗船者らしき家族など、様々な登場人物が現れます。

10代の頃に読んだ時にはその不思議な光景にばかり興味をひきつけられていましたが、大人になった今では新たな視点が生まれ、読むたびにハッとさせられるような物語。

暗喩的にずぶ濡れで登場するカムパネルラの、（母は）「ぼくをゆるしてくれるだろうか」という言葉に強く胸を打たれます。


透き通った憂いに、きらきらとした光景をちりばめた宮沢賢治の物語に敬愛を込めて。
シックな色使いの中に賑やかな煌めきをほどこした、ブレスレットが出来ました。

車両ゾーンと銀河のゾーン、ふたつのラインで構成しています。

ジョバンニとカムパネルラを乗せた車両は、ブルーサンドストーン。
車両の前後にはヘマタイトの星の並びをつなぎ、星の列にひとつだけ紛れているのは黒曜石の地図。

細いナイロンコートワイヤーには物語に登場する石、金剛石（さざれチップのグレーダイヤモンド）・月長石（グレームーンストーン）・水晶を通しました。

一方の銀河ゾーンは、ラピスラズリ＆サンドストーンを銀糸で編みこみました。
ところどころにラブラドライトやヘマタイトも加え、たくさんの星のまたたきをイメージしています。

こちらのブレスレットは着脱しやすいニューホック金具に、サイズ調節可能のアジャスターも加えたタイプ。
少し手首にフィットさせてお使いいただくのがおすすめです。

数多の石を使用していますが、銀糸やコードを使ったブレスレットは柔らかくなじみやすく、身に着けやすいアイテム。
デニム＆シャツといったラフなマニッシュスタイル、ビッグシルエットのトップス、モノトーンのコーディネート等によく合う雰囲気です。

童話好き、文学好きな方へのプレゼントにも。

身に着けられる銀河鉄道、この秋のアイテムに、いかがでしょう。


【サイズ等の仕様】
全長：　約 16cm～21cm
※フリーサイズ（手首回り13cm～17.5cm）
※アジャスター５cmの場合のサイズ表記となります。
（アジャスターは短め2.5cmと5cmの2種類から選べます。）　


【素材】
・ブルーサンドストーン（カットチューブ型/3ｍｍラウンドカット型）
・ラピスラズリ（3mmラウンドカット/２ｍｍラウンドカット）
・グレームーンストーン（2mmラウンドカット）
・ラブラドライト（2.5～3ｍｍラウンド型）
・天然水晶（2mmラウンド型）
・黒曜石（ゴールデンシャインオブシディアン）
・ダイヤモンド（さざれチップ極小・グレーカラー）
・ヘマタイト（星形/2mmカットラウンド型）
・ワックスコード（黒）/ナイロンコートワイヤー（黒）
・銀糸（銀色の刺繍糸/ポリエステル）
・真鍮製金具（ロジウムメッキ加工品）

※ギフト包装をお選びいただいた場合、クリアボックス（フタをかぶせるタイプ）にお入れしてお届けします。お渡し用の手提げ紙袋は現在お付けしておりません。


#『名作童話2020』