ケヤキ拭き漆小皿
直径 105mm~111mm
高さ 15mm~18mm
全部で4枚あるのですが、2枚ずつ、だいたい同じサイズです。
特別どうといったことはない平凡な小皿ですが、下地作りをトコトンやっていますので艶が長く持続します。
市中で販売されている拭き漆製品を見るとたいていの場合、年輪の周囲に小さな孔が開いています。
下地造りとは一言でいえば、この孔を漆で満たして内部を固めることですが、孔が見えるということはこの下地造りがほぼなされていない、もしくは全然なされていない、ということを意味します。
この下地作りほど手間暇のかかる工程はほかにありません。
しかも完成品を見ても素人には下地がなされたものであるかどうかわかりませんし、その重要さも理解されていないでしょう。
つまり手を抜くとしたらこの部分なのです。
この工程を省くと全体の作業時間は三分の一で済みます。
たとえ数多く塗り重ねられていようが、下地作りがおろそかである場合は、比較的短期間のうちに表面に塗られた漆は木質内部に吸収され、膚からは艶が失われ、あるいは剥落して被膜の用を足さなくなる可能性もあるので注意せねばなりません。
下地が不完全にしかなされていない(あるいは全くなされていない)ものは、完成時にいい艶をしていても時間の経過とともに漆が器胎に吸い込まれてカサカサの膚になってしまいます。
高さ 15mm~18mm
全部で4枚あるのですが、2枚ずつ、だいたい同じサイズです。
特別どうといったことはない平凡な小皿ですが、下地作りをトコトンやっていますので艶が長く持続します。
市中で販売されている拭き漆製品を見るとたいていの場合、年輪の周囲に小さな孔が開いています。
下地造りとは一言でいえば、この孔を漆で満たして内部を固めることですが、孔が見えるということはこの下地造りがほぼなされていない、もしくは全然なされていない、ということを意味します。
この下地作りほど手間暇のかかる工程はほかにありません。
しかも完成品を見ても素人には下地がなされたものであるかどうかわかりませんし、その重要さも理解されていないでしょう。
つまり手を抜くとしたらこの部分なのです。
この工程を省くと全体の作業時間は三分の一で済みます。
たとえ数多く塗り重ねられていようが、下地作りがおろそかである場合は、比較的短期間のうちに表面に塗られた漆は木質内部に吸収され、膚からは艶が失われ、あるいは剥落して被膜の用を足さなくなる可能性もあるので注意せねばなりません。
下地が不完全にしかなされていない(あるいは全くなされていない)ものは、完成時にいい艶をしていても時間の経過とともに漆が器胎に吸い込まれてカサカサの膚になってしまいます。
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木の香りも良い香りです!
大切にしていきたいと思います!