＊フードの内側に民族生地を使っています。折り返すと民族生地が表に出ます。

最後の1着になりました。２枚目の写真がこちらの民族生地になります。



大好きなアウターの一つにモッズコートがあります。
定番のものだけれど、作る人やシーズンによって面白いくらい差が出るモッズコート。
私たちはこんな感じで作りました。

今回は前回よりもサイズ感を大きく、よりゆるっと着ていただけるように作りました。

通常モッズコートに付いているライナーはありません。
ですが、寒い時期にも重ね着した状態でも着られる様にゆとりのあるサイズにしました。
中にニットやインナーダウンなども着て頂けるサイズ感です。
（男性でも着られるサイズ感です）
コットン生地なので、春先はスプリングコートのような感じでも着て頂けます。

身幅などはゆとりはありますが、袖周りはサイズを工夫し、細すぎはしませんがダブダブな感じはなく
程よい幅にしてあります。

肩はラグランスリーブにしました。
肩や腕が動かしやすく窮屈な感じがしないように、
いい感じの大きさになっていると思います。


フードの部分には、ボアの代わりにパキスタンのバロチ地方の民族生地を付けました。
フードの内側周りにぐるりと縫い付けてあります。
民族生地を表に出すときは折り曲げてください。

パキスタンのバローチスターン州に暮らす、バローチ族の女性が身につける民族衣装。
ワンピースのようになっている民族衣装のうち、一部を使いました。

バロチの生地は、今ではどんどん数が減っており、
中でも今回揃えたような良い色で糸目も綺麗なものは本当に手に入りにくなっているそうです。

どれも一点一点吟味して選んできた、素敵な柄ばかりです。

プリントではなく、本物の生地を使いたい。
それを使うことで、Omakeならではの良さを出せると信じています。

また、フード部分には少しボリュームを持たせてあります。
民族生地を出してぽこっとさせると、そのボリュームのおかげで着た時に小顔に見えると好評です。笑


脱いだ時もきれいに見えるように、内側の処理にもこだわりました。
ぱっと見には分かりませんが、ここ最近は特に小さなこだわりをもって仕上げています。

小さな製作所のわたしたちだからこそ出来る、こだわりの一枚が仕上がりました。



size着丈　107cm(前身頃)　116cm(後ろ身頃).身幅　62cm.裄丈　81cm 袖口幅　18cm フード高13cm（折り返し部分含まず）折り返し部分4.5cm
素材：コットン97％スパン３％　


レディースモデル163cm （レディースモデルは袖を折り返して着用してます。） 、

メンズモデル178cm （178cmの身長には、ほんの少し袖丈が短い感じがします）