※ こちらは片耳ずつの販売となります。
両耳分の購入を希望される場合は×2点でご注文をお願いいたします。

アイヌの耳飾り、「ニンカリ」を再現したピアスです。
北海道の博物館に行くと、アイヌ民族の着物とともに展示してある耳飾り。
その美しさは現代のアクセサリーとして十分通用する普遍的なものです。
もともと大きく重いものが多いニンカリを、デザインはそのままに日常的にお使いいただけるピアスとして仕立てました。

19歳の若さで夭逝した知里幸恵が書いた「アイヌ神謡集」に

シロカニペ ランラン ピシカン（銀の滴降る降るまわりに）
コンカニペ ランラン ピシカン（金の滴降る降るまわりに）

という美しい言葉で始まる梟の神の物語があります。

この物語から、降り注いでくる幸福の銀のしずくをイメージをして作りました。
耳元で揺れる幸せの象徴をお楽しみください。

本来ニンカリは男性も身に付けるものですが、現代の男性には大きなニンカリはつけにくいというお声をいただき、太めのフープで少し武骨な凛々しさを表現しつつ、直径2㎝の大きさに仕立ててさらに銀ビーズとk14gfビーズもあしらいました。
すじ模様のビーズは中が空洞のためとても軽く、耳に負担がかかりません。
フープから装飾まで全て銀製で、一本一本ハンマーで叩いて製作しております。
当工房で製作している他のポン・ニンカリが0.8mmの銀線を使用しているのに対して1mmの銀線で作られたこのニンカリは、存在感が増した雰囲気となっております。
okkayo（オッカヨ）とは男性という意味ですが、女性の方にもおすすめできるデザインです。



材質　
silver925、k14gf