５年以上寝かした桜材の小ぶりなバターナイフ。
元々彫刻用に入手した材の枝部分や大割時の端材などを円空の木っ端仏のように無駄なく活用しようと思い作成いたしました。そのためあえて節や個性的な歪みやねじれなども活かそうと考えています。
ほとんどノミで削り、ヤスリで仕上げています。完全手作りの一点ものです。

本作は枝部分の自然な曲がりを活かした造りになっています。
少ない力でバターなどをすくいだせるよう薄造りになっています。

※作者が全体の手触りなどを確認し、刃の薄い部分は自分の掌や指先で切れないよう確認していますが、赤ちゃんや幼児、女性など皮膚の柔らかい方はご注意ください！

解凍していない冷凍したバターなど固いものに使用したり、無理な力を加えると破損いたしますのでご注意ください。
　
長径　約１２．２ｃｍ
幅　　約１．２ｃｍ

仕上げは３回以上繰り返したオイルフィニッシュになっています。比較的入手しやすい乾性油として食品用１００％エゴマ油を使用しています。
使用するうちにかせたようになったり、かさついたり白けてきた場合はエゴマ油（クルミ油や亜麻仁油でも）を布やクッキングペーパーなどに少量つけて磨くと生き返ります。通常は１日以上乾燥させると固くなります。定期的（１~数か月ごと）にメンテナンスをすると長持ちいたします。（毎日は必要ありません）
使用後は手で食器用洗剤などであまり研磨しないように洗いきちんと乾燥させると長持ちするかと思います。
ウレタン塗装などしていない（していても）木材全般に当てはまりますが、長時間水につけたり、過度の乾燥などは歪みや割れなどの原因になります。食洗器や乾燥機なども控えていただいたほうが長持ちいたします。

※こちらはクリックポストでの郵送となります。陶芸作品と違い紙箱使用の本包装ではなく簡易な包装となります。
※陶芸作品と同時でのご購入の場合はご指定がなければ陶芸作品との同梱となります。
※バターナイフのみです。土台にしたサクラ材は付属しません。