りんだうの花@銀河鉄道の夜 試験管ペンダント
ご覧いただきありがとうございます。
物語の中に登場するモノや場面がとても印象に残る事がありますね。この作品は、植物にそんなイメージが重ねられた作品です。ある意味、メタファー的な作品かもしれませんね。
では、植物標本と謳っておりますので、標本風にご紹介。
宮沢賢治の本の中で咲く花
Flora of the book in Kenji Miyazawa
採集地(Loc) :銀河ステーション@銀河鉄道の夜
名前(Name):被子植物門(Magnoliophyta)
双子葉植物網(Magnoliopsida)
リンドウ目( Gentianales)
フデリンドウ G. zollingeri
学名:Gentiana zollingeri
採集者(Coll.):ジョバンニ
ここから引用
「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。」カムパネルラが、窓の外を指さして云いました。
線路のへりになったみじかい芝草の中に、月長石ででも刻きざまれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。
「ぼく、飛び下りて、あいつをとって、また飛び乗ってみせようか。」ジョバンニは胸を躍らせて云いました。
「もうだめだ。あんなにうしろへ行ってしまったから。」
カムパネルラが、そう云ってしまうかしまわないうち、次のりんどうの花が、いっぱいに光って過ぎて行きました。
と思ったら、もう次から次から、たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、湧わくように、雨のように、眼の前を通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。
ここまで引用
宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」には、こんな風に「りんどう」が登場いたします。その様子を思い描きながら作りました。いわば、モバイルサイズの「りんどう」(正確には筆竜胆)です。
筆りんどうのドライフラワーをレジン製試験管に封じ込めてあります。お花はドライフラワーのままですと褪色いたしますので、本物の色味を損なわないよう注意深く着色してあります。
なので、どう少なく見積もっても色がまったく消えてしまうという事はありません。フデリンドウは高山植物ですが、原村は標高が高いのでフツーにお庭で咲いてくれます。(違法採取とかではありません)
今は、元のお花の色が残っておりますので、若干濃いめの色ですが、一年くらいするともう少し明るくなります。
レジン製試験管のサイズは直径14mm、長さ7、3cmです。オールレジン製ですので割れる心配もなく、このサイズにしては驚くほど軽〜いつけ心地です。
また、使用しているレジンは硬度と透明度の高いことで定評のある国産の2液性エポキシレジンです。ちょっと申し訳ないのですが、他のレジンとは比べものにならないクオリティーとの自負もあったりします。
ふと気がつけば試行錯誤を繰り返す事10年(まあ、そのくらい作りたかった世界だという事ですが)、作家的にも自信を持ってお勧めできる作品に仕上がっていると思っております。
アンティークな趣きのある個性的なチェーンのサイズは、61cmで6cmのアジャスターがついています。
すべてのジョバンニ&カムパネルラたちに♪
物語の中に登場するモノや場面がとても印象に残る事がありますね。この作品は、植物にそんなイメージが重ねられた作品です。ある意味、メタファー的な作品かもしれませんね。
では、植物標本と謳っておりますので、標本風にご紹介。
宮沢賢治の本の中で咲く花
Flora of the book in Kenji Miyazawa
採集地(Loc) :銀河ステーション@銀河鉄道の夜
名前(Name):被子植物門(Magnoliophyta)
双子葉植物網(Magnoliopsida)
リンドウ目( Gentianales)
フデリンドウ G. zollingeri
学名:Gentiana zollingeri
採集者(Coll.):ジョバンニ
ここから引用
「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。」カムパネルラが、窓の外を指さして云いました。
線路のへりになったみじかい芝草の中に、月長石ででも刻きざまれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。
「ぼく、飛び下りて、あいつをとって、また飛び乗ってみせようか。」ジョバンニは胸を躍らせて云いました。
「もうだめだ。あんなにうしろへ行ってしまったから。」
カムパネルラが、そう云ってしまうかしまわないうち、次のりんどうの花が、いっぱいに光って過ぎて行きました。
と思ったら、もう次から次から、たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、湧わくように、雨のように、眼の前を通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。
ここまで引用
宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」には、こんな風に「りんどう」が登場いたします。その様子を思い描きながら作りました。いわば、モバイルサイズの「りんどう」(正確には筆竜胆)です。
筆りんどうのドライフラワーをレジン製試験管に封じ込めてあります。お花はドライフラワーのままですと褪色いたしますので、本物の色味を損なわないよう注意深く着色してあります。
なので、どう少なく見積もっても色がまったく消えてしまうという事はありません。フデリンドウは高山植物ですが、原村は標高が高いのでフツーにお庭で咲いてくれます。(違法採取とかではありません)
今は、元のお花の色が残っておりますので、若干濃いめの色ですが、一年くらいするともう少し明るくなります。
レジン製試験管のサイズは直径14mm、長さ7、3cmです。オールレジン製ですので割れる心配もなく、このサイズにしては驚くほど軽〜いつけ心地です。
また、使用しているレジンは硬度と透明度の高いことで定評のある国産の2液性エポキシレジンです。ちょっと申し訳ないのですが、他のレジンとは比べものにならないクオリティーとの自負もあったりします。
ふと気がつけば試行錯誤を繰り返す事10年(まあ、そのくらい作りたかった世界だという事ですが)、作家的にも自信を持ってお勧めできる作品に仕上がっていると思っております。
アンティークな趣きのある個性的なチェーンのサイズは、61cmで6cmのアジャスターがついています。
すべてのジョバンニ&カムパネルラたちに♪
展示
10人以上購入
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