前回仕立てたルーコートがあまりにも気に入ったので、
生地を変えて違った雰囲気で作ってみました。

モッズコートというと、某有名俳優が刑事ドラマでいつも着ているイメージがありました。
あのコートもとてもお似合いで、軍モノなのでとてもカッコよかったのですが、
自分が普段着るとなると、やはり何かが違う！
でもあの雰囲気や形はやっぱり好きなんです。

そこで、今回は某有名ブランドのような風合いの生地を使い、新たに仕立ててみました。
民族生地部分は、今回はラオスの手織り生地です。

通常、モッズコートに付いているライナーはありません。
ですが寒い時期にも着られる様にゆとりのあるサイズにしてみました。

中にニットやインナーダウンなども着て頂けるサイズ感です。

コットンベースの生地なので、春先はスプリングコートのような感じで着て頂けます。

身幅などはゆとりはありますが、袖周りはサイズを工夫し、細すぎはしませんがダブダブな感じはなく
程よい幅にしてあります。

そして、肩はラグランスリーブにしました。
モッズコート特有の肩幅が大きすぎるーー！なんてことがないように、でも肩や腕が動かしやすく窮屈な感じがしないように。
ここ、重要なポイントだと思っています。

フードの部分には、ボアの代わりにラオスの手織りの生地を贅沢にフード周りに使用しました。
シンプルな配色の手織り生地。
プリントではなく、本物の生地を使いたい。
それを使うことで、Omakeならではの良さを出せると信じています。

緯糸を浮かせながら、 文様を織り込んでいく浮かし織り。
一見、刺繍のような風合いもあり、独特ですてきな織りです。

どれも一点一点吟味して選んできた、素敵な柄ばかりです。

注意：同じように見えますがラオスの柄は一点一点違います。アソートになります。

脱いだ時もきれいに見えるように、内側の処理にもこだわりました。
ぱっと見には分かりませんが、ここ最近は特に小さなこだわりをもって仕上げています。

小さな製作所のわたしたちだからこそ出来る、こだわりの一枚が仕上がりました。

size着丈80cm(前身頃)90cm(後ろ身頃).身幅53cm.裄丈79cm 袖口幅13cm フード高13cm（折り返し部分含まず）折り返し部分4.5cm

素材：cotton５９％　polyester２９％　nylon１２％


モデル１６０cm

モデルは袖を折り返して着用してます。

170cmちょっと超える男性でも十分着用可能です！男女兼用で着用できますよ。

ラオスの柄は選べません。柄の色は同じですがデザインが違います。