〜暮らしの中に、国産の手績み糸を取り入れてみませんか？〜


◎素材
国産大麻繊維100%
平成23年度・農林水産大臣賞を受賞した農家さん（栃木県）の精麻を使用。

◎内容量
10ｍ

◎取り扱いについて
手績み糸は、繊維を１本ずつ裂いて繊維の向きを揃え、人の手で績んでおります。
印のついている方がアタマ（繊維の根元）になりますので、
ご使用になれる際は、印がついている方からスタートされるようお願いいたします。

＊績（う）む、とは繊維と繊維をつなげることです。
＊コーティング等は行っておりませんので、素材そのものの風合いをお楽しみ下さい。

◎使用方法例
お守り、手芸、アクセサリー作り、着物直し、
伝統工芸、神事、アート作品など、自由な発想でお楽しみ下さい。

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＜ストーリー＞

古来、日本人にとって麻は生活の一部であり、
特に「麻布」は暮らしに欠かせないものでした。
ところが、国産大麻繊維は、繊維の特徴から機械化ができず、
2012年の時点で産業レベルで麻糸づくりを行える人は、
国内で僅か10名程、国産大麻糸の流通はゼロという絶滅の危機でした。

輸入品のヘンプ布は海外の大麻でつくられていますが、
大麻の育つ気候風土や繊維の加工方法が違うため、
日本古来の麻布とは厳密には異なります。
輸入品で使われるヘンプ糸は、
工業製品として扱いやすいものであるのに対して、
日本古来の麻布に使われる糸は、
手作業でしかつくることができないので、
工業化には適しておらず、衰退の一途を辿っていました。

この状況を打開するために、
大麻繊維研究家で大麻博物館館長の高安淳一氏と、
アンジェリオーナー嶋みずえ氏が協同で、
「麻糸産み後継者養成講座」を2012年7月に開始。
約10カ月後の2013年5月にプロの績み手が初めて誕生。
約50年ぶりに「よりひめ®︎」というブランドにて、
正式に流通販売を復活することができました。

「麻と暮らしのよろこび」に出店しております私は、
「麻糸産み後継者養成講座」の１期生です。
2013年より、麻糸績み技能者「よりひめ」
2014年より、麻糸産み講座公認インストラクター
2015年には、一般社団法人 日本古来の大麻を継承する会を共同創立
と流通復活及び技術継承活動を行っています。

こちらでご案内している「よりひめ®︎」は、
私本人が、丁寧に績み紡いだ麻糸になります。

是非、日本古来の伝統技術で作られた、
国産大麻繊維100%の手績み糸の風合いを
お楽しみ下さいませ＾＾