5月に入って快晴の日にダブルガーゼマスクを着けていた時に思いました。
これは、夏になったら屋外はつらいかも・・・。

布マスクの快適さを上げるため、接触冷感の布について調べ、いくつかの布で試作を行って、最後にたどり着いたのが、最高級アイスコットンのスイスのスポエリーアイスコットンでした。市販で買えるのは、近江麻とスポエリーアイスコットンを組み合わせた着物の夏の長襦袢用の近江ちぢみの反物で、とても高級なお値段でしたが、どうしても欲しくて購入。
表地は同じく和布を探したら、夏の半襟用の絽という織の工夫で通気性の高い布にたどり着き、絹は高価すぎるため、上質なポリエステルの絽で作りました。
薄いストライプに見える部分は、通気するように織られていてます。
白字に薄いピンクで和柄の麻の葉柄が描かれていて、少し光沢がある布です。

マスクにして使用感をチェックすると、軽い。（家のキッチンスケールで計測すると6ｇでした。）そしてつけたときにひんやり、息を吸うとひんやり。何より息がしやすい。
スポエリーコットンは希少なコットンで、通常よりも繊維が長く、その繊維の縒りを工夫することで接触冷感が得られる天然素材で、もちろん近江麻も天然素材なので、お肌にもやさしい。シャリ感がありパリッとしていて、肌に密着しない感じで、大きく息を吸ったり頬を触ったりするとひんやりとします。

表地の絽はポリエステル100％で手洗いして干してみたら、乾きがとにかく速い！
さらにこのポリエステルは形をキープする弾力があり、洗濯してもしわにならないため、ノーアイロンで使用できます。

立体型のマスクで裏生地の縦ラインに一本縫い目を入れることで、形がキープされやすくなっています。耳がわの縦のラインを斜めにカットすることで、ほほにぴったりとフィットするように仕上げています。

このマスクは感染を完全に予防するものではございません。
ただ、昨今のニュースを見ていますと、マスクには、飛沫を飛ばすことを妨げる効果や、汚染された手で顔を触るのを妨げる効果はあると言われています。
会社でマスク必須とされているところも多くあると思います。
そういった方に、少しでも快適に過ごしていただきたくて、マスク生活を楽しんでいただきたくて、このマスクを制作しています。

マスクゴムは細目でやわらかくよく伸びますので、縫い付けタイプでおおよそどなたでもフィットすると思います。
ご自身で調節したい場合は、ゴムが余分に必要なためオプションを用意しました。
申し訳ありませんが50円追加でお願いいたします。
また、重さも少し重くなりますのでご了承ください。

材　料：表布（絽　ポリエステル100％）
　　　　裏布（スポエリーコットン×近江麻の近江ちぢみ　1枚布です。）
　　　　ゴム（マスクゴム　太さ2.5ｍｍ　または　1.8ｍｍ）
縫い付けタイプ　約15ｃｍ　通しタイプ　25ｃｍ