■森のかもしか白茶
2020年から、新たにラインナップに加わりました。白茶、日本ではあまり流通しませんが、中国では、緑茶や紅茶と並び六大茶の一つに数えられます。実は僕たちも、お茶づくりを始めるまで、このお茶のことを知りませんでした。作ってみて、その美味しさに驚きました。摘んだ茶葉をそのまま自然乾燥させるというシンプルな製法。それゆえに、お茶本来の持つ味わいを、一番すなおに表現しているとも感じました。森のお仕事の白茶は、新芽にこだわります。５月の新茶シーズンの中でも、出始めのころ、まだまだ小さな新芽だけを丁寧に手摘みして作りました。森のお仕事のお茶シリーズの中でも、ひと際プレミアムな一品です。ギュッと濃縮されたお茶の成分を感じてみてください。農薬、化学肥料は使っていません。

■お茶づくり＆檜原村の自然満喫ツアー
自分で作ったお茶はもっとおいしいかも！？毎年５月は「お茶づくり＆檜原村の自然満喫ツアー」を開催します。僕たちのお茶畑へ遊びに来てね。
http://workinthewoods.jp/guide/event.html

■森のお仕事株式会社
僕たち森のお仕事は、本業の山仕事の傍ら、豊かな自然を活かしたものづくりを行っています。お茶もその一つです。僕たちの茶畑は、山の中の小さな畑。有名なお茶の産地へ行けば、高大な土地に一面の茶畑といった、圧巻の風景を楽しめますが、そういったものとは対照的。山、里、村、人々の暮らしの中にあった茶畑。かつて、産業のためというよりも、自給自足のため、自分たちの一年間のお茶を自分たちで作っていたんだそうです。「買ったお茶は旨くねえ。自分らで作ったお茶の方が旨かった。」地元のおじいちゃんおばあちゃんはそう言います。しかし今は、人口減少、高齢化が進み、ほとんどお茶を手作りする人はいなくなりました。それとともに、茶畑も耕作放棄地に。ボーボーに伸びて蔓に巻かれた茶畑です。僕たちはそんな茶畑を借り、刈り、整理しました。冷涼で霧深い気候、水はけが良い傾斜地、きれいな空気、後から知ったことですが、山の茶畑には、実は美味しいお茶が出来る環境が揃っていました。農薬を使わずとも健やかに育つ茶葉。肥料も、化学肥料などは使わず、もし元気のないところがあれば、落ち葉や刈った草を敷いてあげます。そんな風にしていると、毎年５月に可愛らしい新芽を出してくれます。それらをひとつひとつ手摘みで収穫、その後の工程も手仕上げで行っています。