モダマ(藻玉)
商品名:モダマ(藻玉)
品番:NG00097A02
品質:M(同じ素材の中での比較による品質表示)
入り数:約 1 個
採取地:インド産
※画像2枚目の左側がA、右側がBとなります。
A:サイズ:約 700×95×30 mm(1個体サイズ)
総重量:約 331 g(パッケージを除く)売約済み
B:サイズ:約 700×110×30 mm(1個体サイズ)
総重量:約 366 g(パッケージを除く)
名称:モダマ(藻玉)
別名/俗称:象豆
英語:sea bean
学名:Entada spp.
分類:マメ科 モダマ属
原産/分布:世界の熱帯・亜熱帯地域に分布し、日本では屋久島以南の南西諸島に2種が分布
モダマ属(Entada属)は、世界の熱帯・亜熱帯地域に分布し、約30種が知られています。
そのうちアジアに分布するのは8~9種とされ、日本では屋久島と奄美大島にモダマ「Entada tonkinensis」が、沖縄本島と八重山諸島にヒメモダマ(コウシュンモダマ)「Entada phaseoloides」がそれぞれ分布しているとされます。この2種は近年DNA鑑定などにより別の種であることが明らかになったばかりで、モダマ属についての研究はまだまだこれからのようです。
モダマは、常緑の蔓性植物で、大きいものでは蔓がかなり太くなり木質化します。葉は羽状複葉で、花は小さな花が穂状にたくさんついて、花序の姿はブラシのような感じになります。
世界一大きい豆ともいわれる果実(豆果)は、鞘(さや)が長さ50cm以上、大きいものは鞘の幅10cmを超え、長さ1m以上にもなり、熟すと木質化してとても堅くなります。中に入っている種子は、扁平な円形から楕円形で大きいものは直径5~6cm前後にもなります。
日本に分布するふたつのモダマは、元々はアフリカに自生していた「E. rheedii」を祖先とするといわれています。アフリカから海洋散布によって東南アジアなどに拡がった「E. rheedii」は、モダマ属の中で最も分布域が広く、種子は本州へ漂着することも多いようです。「E. rheedii」の種子は、3~5cm前後の円形で、他のモダマよりも全体的に厚みがあることから日本では「アツミモダマ」などと呼ばれています。
さらに「E. rheedii」は、アフリカ(西部、中部)と中米などに分布する「E. gigas」から分化したとも考えられています。この「E. gigas」の鞘は、モダマ属の中でも最も大きく、幅12cm以上、長さ2mに達するものもあるそうです。
蔓もとても特徴的で、太くなると直径30cmを超え、凹凸のあるものだったり、くねくねとスクリュー状になっていたりします。それが猿のはしごのように見えることから「E. gigas」は、「Monkey Ladder」と呼ばれます。
また、その種子は、上部が少しくぼんでいることからハート型に見えるので、シーハート(sea haerts)と呼ばれ、欧米の海岸では稀にしか流れ着かないために「ラッキービーン」とも呼ばれ、見つけると縁起がいいとされるそうです。
「藻玉」という名前は、海岸に漂着した種子がたくさんの藻と一緒に見つかったり、海藻の種子と考えられたためにと名付けられたとされています。
モダマの種子の多くは浮力を持っているため、川から海に流れ、海流に乗って各地の海岸に漂着。なんとその発芽能力は5年以上も保たれたという実験結果もあり、かなり長い間海を漂い、遠い遠い土地まで辿り着くと考えられています。
ただし、ネパールやラオスなどアジア大陸内陸部の山岳部などに生育するモダマ類の浮力はほとんどないこともわかっており、種や生育地の特徴によってその浮力に差があるということです。
モダマ類の種子は、綺麗な茶色で光沢があり硬いため、アクセサリーなどの民芸品に使われたり、鞘も種子も、また蔓もインテリアやディスプレイとして人気があります。地域によってはレイにしたり、種子の中を空にして楽器を作ったりと、用途が多いようです。
日本ではその昔、この種子を印籠にしていたそうです。
またモダマ類のいくつかはサポニンを多く含むそうで、フィリピンでは「Gugo」と呼ばれ、茎を原料にしたものを石鹸の代わりにしたり、中央アメリカでもシャンプーや洗剤として使われているそうです。
【主な用途と素材の処理方法】
■商品には乾燥剤(食べられません)が入っています。
■主な用途:各種クラフト用素材、インテリアやディスプレイはもちろん、標本やコレクションとしてもお使い頂けます。
■処理方法:この商品は輸入仕入れ品のため処理等は不明です。
品番:NG00097A02
品質:M(同じ素材の中での比較による品質表示)
入り数:約 1 個
採取地:インド産
※画像2枚目の左側がA、右側がBとなります。
A:サイズ:約 700×95×30 mm(1個体サイズ)
総重量:約 331 g(パッケージを除く)売約済み
B:サイズ:約 700×110×30 mm(1個体サイズ)
総重量:約 366 g(パッケージを除く)
名称:モダマ(藻玉)
別名/俗称:象豆
英語:sea bean
学名:Entada spp.
分類:マメ科 モダマ属
原産/分布:世界の熱帯・亜熱帯地域に分布し、日本では屋久島以南の南西諸島に2種が分布
モダマ属(Entada属)は、世界の熱帯・亜熱帯地域に分布し、約30種が知られています。
そのうちアジアに分布するのは8~9種とされ、日本では屋久島と奄美大島にモダマ「Entada tonkinensis」が、沖縄本島と八重山諸島にヒメモダマ(コウシュンモダマ)「Entada phaseoloides」がそれぞれ分布しているとされます。この2種は近年DNA鑑定などにより別の種であることが明らかになったばかりで、モダマ属についての研究はまだまだこれからのようです。
モダマは、常緑の蔓性植物で、大きいものでは蔓がかなり太くなり木質化します。葉は羽状複葉で、花は小さな花が穂状にたくさんついて、花序の姿はブラシのような感じになります。
世界一大きい豆ともいわれる果実(豆果)は、鞘(さや)が長さ50cm以上、大きいものは鞘の幅10cmを超え、長さ1m以上にもなり、熟すと木質化してとても堅くなります。中に入っている種子は、扁平な円形から楕円形で大きいものは直径5~6cm前後にもなります。
日本に分布するふたつのモダマは、元々はアフリカに自生していた「E. rheedii」を祖先とするといわれています。アフリカから海洋散布によって東南アジアなどに拡がった「E. rheedii」は、モダマ属の中で最も分布域が広く、種子は本州へ漂着することも多いようです。「E. rheedii」の種子は、3~5cm前後の円形で、他のモダマよりも全体的に厚みがあることから日本では「アツミモダマ」などと呼ばれています。
さらに「E. rheedii」は、アフリカ(西部、中部)と中米などに分布する「E. gigas」から分化したとも考えられています。この「E. gigas」の鞘は、モダマ属の中でも最も大きく、幅12cm以上、長さ2mに達するものもあるそうです。
蔓もとても特徴的で、太くなると直径30cmを超え、凹凸のあるものだったり、くねくねとスクリュー状になっていたりします。それが猿のはしごのように見えることから「E. gigas」は、「Monkey Ladder」と呼ばれます。
また、その種子は、上部が少しくぼんでいることからハート型に見えるので、シーハート(sea haerts)と呼ばれ、欧米の海岸では稀にしか流れ着かないために「ラッキービーン」とも呼ばれ、見つけると縁起がいいとされるそうです。
「藻玉」という名前は、海岸に漂着した種子がたくさんの藻と一緒に見つかったり、海藻の種子と考えられたためにと名付けられたとされています。
モダマの種子の多くは浮力を持っているため、川から海に流れ、海流に乗って各地の海岸に漂着。なんとその発芽能力は5年以上も保たれたという実験結果もあり、かなり長い間海を漂い、遠い遠い土地まで辿り着くと考えられています。
ただし、ネパールやラオスなどアジア大陸内陸部の山岳部などに生育するモダマ類の浮力はほとんどないこともわかっており、種や生育地の特徴によってその浮力に差があるということです。
モダマ類の種子は、綺麗な茶色で光沢があり硬いため、アクセサリーなどの民芸品に使われたり、鞘も種子も、また蔓もインテリアやディスプレイとして人気があります。地域によってはレイにしたり、種子の中を空にして楽器を作ったりと、用途が多いようです。
日本ではその昔、この種子を印籠にしていたそうです。
またモダマ類のいくつかはサポニンを多く含むそうで、フィリピンでは「Gugo」と呼ばれ、茎を原料にしたものを石鹸の代わりにしたり、中央アメリカでもシャンプーや洗剤として使われているそうです。
【主な用途と素材の処理方法】
■商品には乾燥剤(食べられません)が入っています。
■主な用途:各種クラフト用素材、インテリアやディスプレイはもちろん、標本やコレクションとしてもお使い頂けます。
■処理方法:この商品は輸入仕入れ品のため処理等は不明です。
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