BLOG
意外と知らない結婚祝いのマナーって?プレゼントしたい、こだわりの器
プレゼントのなかでも、特に選ぶのが難しいのが結婚祝い。
お祝いのシーンだからマナーにも気を付けて、夫婦でつかえるもので、人とは被らないもので、喜んでもらえる品は……などなど、気にするポイントが多いのも悩みの理由のひとつ。
定番の品物を贈るのは安心ですが、人生の節目を祝うプレゼントは、こだわりのあるものを見つけてみませんか?
今回は、結婚祝いのプレゼントの選び方のマナーやヒント、プレゼントにおすすめの作品をご紹介します!
知っておきたい!うっかり忘れがちなマナー
・お祝いの品を包む水引・熨斗はどう選ぶ?
祝いの品を用意したら、水引(みずひき)と熨斗(のし)で体裁を整えます。熨斗とは長寿を意味する縁起物「熨斗鮑(のしあわび)」の略で、水引で品を結んで包み、熨斗を添えるのが正式なルールですが、現在は紙と水引・熨斗がセットになった「のし紙」を使うことが一般的です。
水引の結び方は「蝶結び」と「結び切り」があります。婚礼に使われることが多いのは、「結び切り」で本数が10本のものです。
・「縁起がいいもの」ってあるの?
結婚に限らず、おめでたいときのお祝いで縁起がいいとされているのが紅白のもの。きちんとした改まった印象にもなるので、職場や親せきへの贈り物の際に意識してみるのもおすすめです。
「食べるのに困らない」という由来から、箸もおすすめ。ペアになった夫婦箸や、名前を入れられるような箸は新生活を始める二人にきっと喜ばれるはず。
上質な、漆の食器も、古来より一家で世代を超えて引き継ぐ風習があったことから、家の繁栄を願った贈り物と言われています。
逆に、縁が「切れる」ことを連想させる刃物や、漢字で「手巾(てぎれ)」と書くハンカチも、従来より避けたほうがいいと言われてきましたが、刃物は「未来を切り開く」ものとして、またハンカチはいくつあっても困らず相手の負担にもならないことから、近年では贈る人も増えています。
ゲン担ぎだけを考えると、かえって選択肢が狭まることも。気持ちがこもっていて、贈る相手の趣向・生活に合っているものであれば、きっと喜んでもらえるはずです。
・結婚祝いを贈るタイミングは結婚式の前?後?
意外と悩ましいのが、結婚祝いを渡すタイミング。明確に決まりがあるわけではありませんが、結婚式に参列する場合・しない場合でそれぞれ気を付けたほうがいいポイントがあります。
【結婚式に参列する場合】
贈り物とは別に、当日はご祝儀を持参することになります。
式当日に一緒に渡したい!という気持ちがあるかもしれませんが、当日は新郎新婦は準備で慌ただしいもの。挙式の1週間前ほどに届くように手配していれば、式の当日の会話のきっかけにもなるのでおすすめです。
【結婚式に参列しない場合】
「招待されたけれど、参加できない」という場合は、式の日付を事前に知らされているため、結婚式の1週間前にお祝いのメッセージと一緒に贈るのが一般的なマナー。
「招待はされておらず、贈り物をおくりたい」という場合は、式よりも前に贈ると、招待していないことへの後ろめたさを感じさせてしまうこともあるため、式の後がベターと言われています。
結婚祝いにおすすめ!夫婦で使える食器・キッチン用品
結婚祝いの贈り物で人気なのは、いくつあっても困らない食器・グラス。上質なもの、名入れができるもの、ユニークなものなど、デザインにバリエーションがあるため、相手の好みや雰囲気に合わせられるのも選びやすいポイント。お茶碗やグラスは、ペアセットも豊富です。
また、箸置きやカトラリーなどのキッチン小物も、まだ生活雑貨を揃えきれていない夫婦にとって嬉しいプレゼント。「買わなきゃ!」と思っていても忘れがちな小物は、気遣いが伝わりますね。
今回は、結婚祝いの贈り物におすすめの、Creemaおすすめの食器やグラス、キッチン小物をご紹介します!ぜひ、プレゼント選びの参考にしてみてください。
漆造形作家・studio waveさんの、お花モチーフの上質な豆皿。「乾漆」と呼ばれる、奈良時代から伝わる伝統技法で作られており、基本的な材料は漆と麻布なので、軽くて丈夫です。全体的に麻布の質感を残しながら、朱漆と黒呂色漆を塗り分けて仕上げています。豆皿としても箸置きとしても使え、ハレの日の食卓を華やかにしてくれそうです。
焼き物の街、愛知県常滑市にあるえんける道具店さんの常滑焼の急須。とても繊細な陶製の茶こし部分が、本体と一体になっているので、金属製の茶こしを使う必要がありません。茶こしが無いため、急須の中で茶葉がきれいにまんべんんなく開き、お茶の美味しい成分をしっかり抽出。持ちやすさやお手入れのしやすさにも気を配った急須は、長く大切に使えそうですね。
枡工房ますやさんは、歴史ある「枡」を現代へ繋ぐため、枡づくりの技術をいかした現代にフィットする楽しい作品を手掛けています。こちらは、なんとワインをいただくための枡。多角形のなかでも作るのが難しいとされる六角形の枡は、飲み口に向かってら上にすぼまる形なので、ワインの豊かな香りを逃しません。保温・保冷性もばっちりなので、ワインにこだわりのあるご夫婦へのサプライズプレゼントにおすすめです。
スタイリッシュな色・シルエットの、triowoodさんのお椀ペアセット。黒い部分は着色したのではなく、木に鉄分を与えた際の化学変化によって変化した自然の色合いです。この器にきちんと盛ることで、ごはんの時間がぐっと楽しみになりそう。インテリア好きなご夫婦にもおすすめです。
木工作家・HITONARIさんの、チェリー木を削りだした薬味入れ2個セット。薬味はつい買ったままの容器で使うこともありますが、薬味入れがあると料理までぐんと本格的に見えるから不思議です。なかなか買い揃えないものだからこそ、贈り物にはうってつけです。
アウトドア好きのご夫婦に、しもかぷ工房さんの木でできたマグカップ「ククサ」のプレゼントはいかが? ククサは北欧では、幸運のシンボルとして伝えられています。ひとつの木から伐り出しているから木目がつながっていて、名入れができるところも結婚祝いにぴったり。
自然の木の風合いを生かした作品を手掛けるnobucafeさんの夫婦箸セット(箸置きもついてきます!)赤と黒の色は、着色ではなく木そのものの自然な色なので、ときどきの簡単お手入れで綺麗な色合いを取り戻すことができます。柄の部分の白いラインも、ハードメイプルという白い木を埋め込んでいます。作品のこだわりを一緒に伝えると、ますます愛着をもって使ってもらえそうですね。
朱とターコイズの色合いのペアがユニークで、艶感が可愛いm.m.d.さんの汁椀。半磁器なので、におい移りの心配が無く、お味噌汁だけでなくミニどんぶりとしても使うことができる便利なサイズ感です。上品だけど普段使いしやすく、まさに結婚祝い・新生活にぴったり。
福岡生活道具店試作室さんの、桐ならではの調湿性・防虫性・断熱性の高さを活かした野菜保存箱です。よく野菜の保存方法で「新聞紙に包んで冷暗所に保管」と言われますが、この保存箱に入れればそれだけでOK。抗菌作用もあるので、にんにくや玉ねぎにできるカビの発生も抑えてくれます。お料理好きなご夫婦に、いかがでしょうか。
お祝いの気持ちを「もの」として贈ろう
贈るプレゼントを考える時は、相手との間柄なども考慮する必要があるので一見大変そうですが、今回ご紹介したポイントを参考にすればきっと良いものが見つかるはず。特に実用性のある食器・グラス、キッチン小物は喜ばれやすいプレゼントです。
ペアセットだったり、時にはユニークなものだったり、新郎新婦をよく知っている自分だからこそできる特別なプレゼントを贈れば、きっと喜んでくれます。Creemaには作家さんの技術やこだわり、ストーリーが詰まった作品も揃っているので、新郎新婦との話の種にもなる、素敵なプレゼントを見つけることができます。ぜひじっくり探してみてください。