BLOG
結婚記念日、今年は何をプレゼントする?年数別・プレゼント選びのヒント
すっかり春らしい気候になり、なんだか気持ちも引きしまる今日この頃。
送別の贈り物や、お世話になった方へのプレゼント、ちょっと早めに「母の日」のプレゼントのリサーチを始めている方も多いそうですよ。
「大切な人への贈り物」といえば……結婚記念日。
結婚記念日には、その年数によって、細かく名前が付いていることをご存知ですか?
「金婚式」「銀婚式」という名前は聞いたことがある、という方はいらっしゃるかもしれませんが、実はそれら以外にも、まだまだたくさんの記念日が存在します!
一緒に月日を重ねるほど贈り物をすることも増えるから、内心「次は何をプレゼントしようか……」なんて悩んでいる方も多いはず。
今回は、代表的な結婚記念日の名前とその由来、それぞれの記念日にちなんだおすすめのプレゼントをご提案します。男性におすすめの作品・女性におすすめの作品どちらもご紹介するので(区別なく贈れる作品も!)、ぜひヒントにしてみてくださいね。
何年、何十年と寄り添っていく二人の絆が、より深まる記念日になると良いですね。
▼年数で変わる!結婚記念日の名称
1年目:紙婚式
2年目:綿婚式
3年目:革婚式
5年目:木婚式
10年目:アルミ婚式・錫婚式
15年目:水晶婚式
20年目:磁器婚式・陶器婚式
30年目:真珠婚式
1年目:紙婚式
1年目は「紙婚式(かみこんしき)」。
まだ結婚してから間もなく、まだまだ二人の生活も始まったばかり。そんな夫婦の生活を白紙に見立てて、その白紙にこれからの幸せな2人の将来を描く……という意味合いで紙婚式という名前が付きました。
そんな紙婚式には手帳やカレンダー、ブックカバー、ボールペンなどのステーショナリーや、思い出の写真を飾るフォトフレームなど、紙を連想するものをプレゼントすると、紙婚式の由来にちなむことができますよ。
本が好きなパートナーに、こんなあたたかみのあるブックカバーの贈り物はいかがでしょうか?
手織りの布を使った小物や、糸を使ったアクセサリーを制作するあかしりょうこさんの、文庫本サイズのブックカバー。たくさんの種類のシルクを使っており、あたたかみのあるデザインと手触りに。タッセルのしおりや、カバーの裏側にはボーダー柄の布があしらわれており、見れば見るほどこだわりが詰まった作品。
おすすめの本を添えて贈るのもロマンチックですね。
二人の「今」を記念に残すため、似顔絵を描いてもらうのもおすすめ。ナチュラルなタッチならお部屋にも飾りやすく、二人のこれからの暮らしにそっと寄り添ってくれそうです。思い出の写真を元に描いてもらったら、忘れられないプレゼントになりそうです。
このイラストを手掛けるLigo Panjoさんには、実は以前、クリーマスタッフも似顔絵を描いていただきました! ぜひ下記からチェックしてみてくださいね。
▼想いをしたためたメッセージカードを添えるのもおすすめ
こちらのメッセージカードはtoi et moiさんの作品。「気持ちをもっと形にしたい」という想いから、デザイン性が高く使いやすいカードが完成しました。可愛らしいモチーフを紙で作るのには繊細な技術が必要で、一つ一つ丁寧に仕上げられています。
裏面にメッセージを書いてプレゼントに添えれば、もっと特別な贈り物になるはず。普段なかなか言えない感謝の言葉を、カードに乗せて伝えてみませんか?
2年目:綿婚式
2年目は「綿婚式(めんこんしき・わたこんしき)」。
少しずつ絆は深まってきましたが、まだまだ新婚! この関係の柔らかさのイメージから、綿婚式という名前が付いたそうです。
プレゼントには、「結婚2年目を迎えるからこそ、気を引き締めてもっと2人の絆を深めていこう!」という気持ちを込めて、長く使える良いものを。綿のタオルやハンカチ、オーガニックコットンのファッションアイテムなど、綿婚式の名にちなんだものがおすすめです。
クリエイター・画家として活動されながら、アート作品を表現したアクセサリーやハンカチ、小物も手掛けるAsahiさん。アクリル絵の具で描かれた豊かな色彩の可愛いお花が、持ち歩ける大判ハンカチになりました! 絵そのものを眺めていたいくらい美しいので、スカーフとしてコーディネートに取り入れたり、額に入れて飾るのも素敵。なめらかな肌触りの綿ローン100%です。
色調の異なる3種類のセットなので、ハンカチを選ぶ時間も楽しくなりそう。季節のお花を添えて贈るのも喜ばれそうですね。
愛知県の三河湾沿岸部の地場素材をメインに、植物染料の柔らかい色合いを活かして制作されている渦-uzu-さんのクロスエプロン。愛知県三河地方は、江戸時代から綿織物の生産地として栄えてきた地域。その地で発展した、三河木綿刺し子織のノウハウが詰まっています。もともとは火消しの法被にも使われている素材で、キャンプなどアウトドアシーンにもおすすめです。
切れ込みを入れたり、肩が疲れないような設計にするなど、長時間使用する方のためにも様々な工夫を凝らしたこちらのエプロン。料理をする場面が増えた夫婦のワンシーンに、ゆったりと馴染んでくれそうです。
3年目:革婚式
3年目は「革婚式(かわこんしき)」。
家族になって3年たち、夫婦の関係もしっかり根付いてきたからこそ、革のように丈夫で、粘り強い関係を築いていこうという意味が込められています。
プレゼントには、時間が経つほど味が出る……という夫婦の関係に思いを込めて、経年変化を楽しむ革製品を選んでみてはいかがでしょうか?
かばん職人Yukiroboさんが手掛ける、上質なスエード製のエコバッグ。レジ袋を模したデザインと、鮮やかなイエローがおしゃれ。1リットルペットボトルが2本入れられるサイズ感です。
やわらかな国産のピッグスエードを使用しており、軽く手触りもしっとりすべすべ。折りたたんでバッグインバッグとして外出先に持っていくのも、ちょっとしたお出かけの際はそのままカジュアルにメイン持ちも出来るデザインです。
暮らしのさまざまな場面で、長く活躍してくれること間違いなし!
ユーモアのあるあの人に贈りたい、柏餅の小銭ポーチ! 国産豚革を使っており、優しい手触りが特徴。柏の葉は、ベースの風合いを生かしながら手染めしています。4つの味(色)から選べるのも楽しいポイント。おそろいで持っても可愛いかも……?!
作り手の山ナ鞄さんは、「身近にある、ほっこりであたたかを形にする」をテーマにものづくりをされています。このほかにも、ユニークなモチーフ作品をたくさん手掛けているので、ぜひギャラリーページを覗いてみてください。
5年目:木婚式
5年目は「木婚式(もっこんしき)」。
5年という月日が流れ、夫婦がしっかりとした一本の木のように力強く育った様子を表しています。これからも力強くすくすくと育っていくために、記念日にお互いの気持ちをしっかり伝えられるプレゼントを贈ることができると良いですね。
プレゼントには、木製のナチュラルなインテリア雑貨や長く使える家具、ちょっと意外な木製アイテムがおすすめです。
結婚記念日をお祝いして、二人の器を新調してみるのはいかがでしょうか。石川県で木製やうるしの器を手掛けるMATAICHIさんの、優しい色合いに癒される木製のおわんです。
それぞれ木目がことなるのも、木製ならではの味わい深さ。シンプルな印象の木製食器も、軽やかなカラーリングで新鮮にうつりますね。お祝いにぴったりの一品です。
こちらは、木と金属を組み合わせてアクセサリーを制作するTakamoさんのリング。シンプルながら、木と真鍮が斜めに合わさったデザインがユニーク。唐木と呼ばれる、色や木目に特徴がある木材を選び加工しているのもポイントです。
元々家業で扱っていたという組子細工の繊細な技術のおかげで、線の細い木の加工も可能となっているそう。カジュアルな日常使いも、フォーマルな場面でも使えるデザインなので、特別な日のプレゼントにおすすめです。
研ぎ澄まされたシンプルさの中に温かみのあるデザインを心がけるモックスファニチャーさんの一輪挿しは、木婚式のプレゼントにぴったりの作品。さりげなくお花を飾ることで、お部屋の雰囲気が凛と華やかに。時が経つほどに味のある一輪挿しに育っていくのも嬉しいですね。
10年目:アルミ婚式・錫婚式
10年目は「アルミ婚式・錫婚式(あるみこんしき・すずこんしき)」。
錫のような美しさと柔らかさ、しなやかさを兼ね備えた夫婦の関係性を願う、という意味でこの名前が付いたそうです。
控えめながらも、銀色の美しい光を放つ錫は、金属なのに冷たさを感じにくく、どこか優しい温かさを感じる素材。さらに錆びにくいということで、長く使えるのも特徴。錫にまつわるギフトは、まさに結婚10年目にぴったりのプレゼントです。
コロンとしたフォルムと、表面の不規則な凸凹感が可愛らしいこちらの錫の器はWATOさんの作品。小さめのサイズで、晩酌のおともはもちろん、花器・インテリアとしても、様々な使い方を楽しむことができます。厚みを持たせたデザインなので、丈夫さも◎
日の光に当たって柔らかく光る錫の魅力が、最大限に楽しめる作品です。ペアで使うのも素敵です。
幾何学的でユニークな形が魅力的なこちらの一輪挿しはlore marketさんの作品。富山県高岡市の伝統産業である「鋳物」の加工技術で培われた鋳造技術をもとに作られています。
錫は抗菌性にも優れ、水が腐りにくいので切り花が長持ちする、という特性も! リングの部分も自分で自由に変形させることができるので、短く切りすぎてしまった花も綺麗に飾ることができます。
15年目:水晶婚式
15年目は「水晶婚式(すいしょうこんしき)」。
水晶のような透明で曇りのない、夫婦の信頼を意味しています。「純真」という石言葉を持ち、誠実でまっすぐな感謝の想いを伝えるのにもぴったりの石です。
クリアな輝きの水晶を使用したりイメージした天然石アクセサリーを始め、光を反射して輝くインテリア・置物もおすすめです。
近代のイギリスに実際にあった建造物「クリスタルパレス」、和名で「水晶宮」。その場所、そこで生きていた人々、その美しさをイメージし、リングに丁寧に注ぎ込んだアトリエ Le Tourさんの作品です。ライトをつけずとも、自然の光を浴びて柔らかく輝きます。肌なじみのよい10金と、少し変わったカットで仕上げたクォーツを組み合わせると、抜群の相性に。奥が深く、ほのかに煌めく輝きは、つける人の品を一層高めます。
桜色のローズクォーツと水晶が織りなす輝きが美しいキャンドルホルダーと、桜の香りがふわっと広がるアロマキャンドルがセットになったシアレス-Thirlays-さんの作品。ゆったりと幻想的に揺らぐ炎にはリラックス効果があり、香りが忙しい日々に癒しを与えてくれるはず。家事や仕事に、日々頑張るパートナーにぴったりなプレゼントです。
20年目:磁器婚式・陶器婚式
20年目は「磁器婚式・陶器婚式(じきこんしき・とうきこんしき)」。
磁器は年を経るほど味が出て美しくなっていく焼き物。じっくりと2人寄り添って生きてきたことで、磁器のように、世界に一つだけの関係が育った様子から、この名前が付きました。
そのため、磁器や陶器の、食器やマグカップなどを贈ること多いそう。遊び心を加えたユニークな作品も探してみましょう。
京都にゆかりのある作家・窯元によって作られた“やきもの”(京焼・清水焼)を取り扱うrakuさん。ころんと手のひらに収まるこちらの作品、実は「香炉」なんです。中にお香をセットすれば、側面3か所の空気穴からけむりが出て、いい香りがお部屋に広がります。「京都」のエッセンスが節々に感じられ、おうちの中の雰囲気をゆったりと整えてくれそうです。
1919年創業、瀬戸の窯元 眞 窯(しんがま)さん。愛知県瀬戸市の染付の技術を、暮らしに馴染むデザインにいかして制作されています。どこか東欧を感じさせる意匠の花瓶は、まるでイラストがそのまま立ち上がったようなかたち。リバーシブルなので、両面の異なる絵付けを楽しむことが出来ますよ。
30年目:真珠婚式
30年目は「真珠婚式(しんじゅこんしき)」。
30年もの月日を経て、これまでに夫婦で築き上げてきた健康や信頼、富を表すのが海の宝石「真珠」と言われています。
真珠を使った指輪やブローチなど、ちょっと特別なアクセサリーを贈ってみるのはいかがでしょうか。
海水が一番冷たい真冬に浜上げした純粋無垢なパールを、そのまま洗ってネックレスにしたこの星のしたたりさんの作品は、ハッと息を飲むくらいの美しさ。フロントフックのデザインなので、着脱も簡単です。ドレスアップした場面でも、カジュアルな場面でも使いやすく、気軽に凛とした光沢と虹のような光彩を楽しむことができます。
lítið perla necklace2:ベビーパールネックレス K10YG×silver925 シルバー×ゴールド
弧を描くモチーフに、雫のようにこぼれ落ちそうなほど繊細な淡水パールがのったNunaさんのネックレスは、シンプルながらも遊び心を感じさせるデザイン。シルバーとゴールドというさりげない色の違いが、落ち着いた全体の雰囲気に少しエッジを加えています。コンパクトなサイズ感なので、場所や服装選ばず着けやすく、プレゼントにおすすめです。
群れを成さない鳥「ノスリ」から名をとり、独自の感性を持った女性が身につける作品を発表されるNosri〔ノスリ〕さんのパールリング。枝に芽吹く蕾をイメージした繊細なリングに、柔らかな輝きを見せるパールを組み合わせることで、孤高の美しさと存在感を放つデザインに。太陽の光をたっぷり吸収したような、艶のあるグリーンが特徴の宝石「ペリドット」からは、生命力あふれる力強さを感じることができます。
大切な人には、ストーリーの伝わる贈り物を。
今回ご紹介した作品は、結婚記念日にはもちろん、誕生日やクリスマス、日頃の感謝を伝える機会の贈り物にもぴったり。プレゼント探しに困ったとき、ぜひ見返して参考にしていただければ幸いです。
作品を選んだ理由や、制作にまつわるストーリーも一緒に伝えられれば、唯一無二の思い出にもなるはず。
大切な人と過ごす記念日が、素敵な贈り物でもっと彩られますように!
より皆さまのご希望に寄り添った記事をお届けするために、アンケートを実施しております。
今後の企画・編集の参考にさせていただきますので、ぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。