〈メルマガエッセイ #20〉"気になる"に寄り道。「深紅に輝くガーネットのさくらんぼアクセサリー」

このエッセイでは、いま編集部が“気になる”作品にフォーカスを当て、編集部目線でその魅力をお伝えする「“気になる”に寄り道。」シリーズをお送りしていきます。このエッセイをきっかけに、みなさんにもちょっとした“寄り道”を楽しんでいただけると嬉しいです。

今回は、アクセサリー作家・Tuesday,Mayさんの「さくらんぼのピアス」をご紹介します。

一緒に、1月の誕生石・ガーネットの世界に寄り道しましょう。

温かみのある濃い赤色が特徴のモザンビークガーネット。

そんな深紅の色合いをさくらんぼに見立てたTuesday,Mayさんのイヤーアクセサリーは、大人の女性でも身につけやすいさりげない可愛らしさが魅力的です。

ぷっくり実った上品な色合いのさくらんぼが耳元で煌めき、小振りながら可憐な存在感。

二つの実が仲良く並んださくらんぼは、「円満」「愛情」の意味があり、ハッピーモチーフとも呼ばれているのだとか。

実は五千年以上の歴史を持ち、古くから愛されてきた宝石でもあるガーネット。

ざくろの果実の中の粒に似ていることから、ラテン語で「種」を意味する「granatus（グラナタス）」にちなんでガーネットと名づけられました。

和名でも「ざくろ石」と呼ばれ、“実り” を象徴する宝石とされているそうです。名前の通り、ざくろのようなみずみずしい煌めきが心をときめかせてくれます。

その強く美しい輝きから闇夜に空を照らす力があると考えられ、神話「ノアの方舟」では、暗闇を照らす光の役目として使われていたそうです。

このように古くから神聖な石として崇められてきたガーネットは、中世ヨーロッパでは兵士のお守りとしても珍重されていたのだとか。

ほかにも、ガーネットにまつわる逸話や神話は事欠きません。

ガーネットは初めからカットされたように美しく整っているので、最初の月である1月の誕生石に選ばれたといわれています。

ガーネットの石言葉は、「真実」「情熱」「友愛」「実り」など。

石言葉に想いを重ねて、自分へのご褒美や1月生まれの大切な方へプレゼントしてみるのも素敵ですね。

Tuesday,Mayさんは、ほかにもイエローカラーのサファイアでミモザを表現した春が待ち遠しくなるようなブレスレットなど、同じものはひとつとして存在しない天然石の魅力を存分に活かした繊細なアクセサリーをたくさん手掛けています。

新しい一年の始まりに、目標に向かって頑張る背中をそっと押してくれる、そんなお気に入りのアクセサリーをお迎えしてみてはいかがでしょうか。

——そろそろ寄り道の時間もおしまいのようです。

どうぞ次回もお楽しみに。

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