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あの“学問の神様”とも深い関係が。春を告げる梅の花

あの“学問の神様”とも深い関係が。春を告げる梅の花

季節にちなんだ花のいろんなお話をお届けする「Creema 花だより」。

今月は、「春告草」という別名をもつあの花をご紹介します。

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今月の花:梅

1月も後半に差し掛かり、まだ厳しい寒さのなか早くも梅の木には蕾がついてふくらみ始めています。


ミモザや桜などの花たちが固い蕾の中で春の盛りをじっと待っているころ、春の空気をいち早く感じ取り、先陣を切って春を告げてくれるのがこの梅の花です。

ひなまつりを彩る花としても人気の梅

梅といえば庭先や公園、梅まつりなど、屋外で眺めることが多いですが、寒い冬でも葉が枯れない縁起の良さから、ひな祭りの花飾りとして桃の花と一緒に紅白梅を楽しむことも。

ちなみに「紅」は魔除けや厄除け、「白」は高貴や清廉さの象徴とされており、向かって左に白梅、右に紅梅、というのが伝統的な飾り方だそうです。


子どもの健やかな成長を願うひな人形と、縁起の良い梅の組み合わせを楽しんでみてくださいね。

あの有名な “学問の神様” にまつわる逸話も。

そんな梅ですが、ことわざや慣用句に多く用いられたり、ユニークな逸話をもつ花でもあります。

今回はそのなかでも有名な「飛梅(とびうめ)伝説」をご紹介します。

飛梅伝説

太宰府天満宮にまつられている学問の神様、菅原道真。平安時代に貴族であった彼は、藤原氏の陰謀により無実の罪で大宰府に左遷されることになりました。

そしていざ大宰府に出発するとき、日頃から愛でていた庭の梅の木との別れを惜しみ、花に向けて歌を詠みます。

 

「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」

——春になったら香りを風に託して大宰府まで送り届けておくれ、梅の木よ。私がもう都にはいないからといって、春の到来を忘れてはならないよ——

 

寂しさや愛おしさを感じるこの歌を受け取ったのか、その梅の木は彼を追うように一晩で京都から太宰府まで飛んでいったそうです。

この「飛梅」は、現在の太宰府天満宮にある樹齢1,000年を超えたご神木の名前にもされています。

この健気な飛び梅の逸話を知ってから身近に咲いている梅の木を眺めると、もしかするとこの木も、誰か・何かのことを想いながら花を咲かせているのかもな…… と、つい想像してしまいます。

毎月お届けしているこの「花だより」ですが、花のさまざまな面を書き連ねていくにつれて自然と花への愛情も大きくなっている気がします。

そして、花は「ただ眺める」だけではもったいない。生態や歴史、花言葉など、花を “感じる” 手段は無限大だなと思う今日この頃です。

花の気品高い美しさが由来。梅の花言葉

梅の花言葉は、どれも花の気品高い美しさから由来しているようです。

赤い梅の花言葉:「優美」「忠誠」

白い梅の花言葉:「気品」

ピンクの梅の花言葉:「清らかさ」

~Creemaで見つけた「梅」たち~ 梅モチーフ作品4選

ミモザ絨毯のひな祭り 刺繍の壁飾り フレーム ファブリックパネル 置物 タペストリー (春限定品)

ちょっと個性的なひな飾りが欲しい…… という方におすすめなのが、このファブリックパネル。かわいらしいピンクの布地をベースに、紅白梅や桃などの花飾り・ミモザの絨毯に乗ったお内裏様とおひな様が、温かみのある手刺繍で一針一針縫われています。

 

刺繍作家・muuSayoToacceさんの作品は、刺繍枠に作品に合わせた布(ハギレ)が巻かれており、インテリア性が高いのも大きな特徴。装飾した刺繍枠と手刺繍が合わさり、世界にひとつだけのインテリアとして楽しめます。

(水換え不要)梅 白梅小枝瓶挿し

本物と見間違うほどリアルな梅の花をお部屋の中でも楽しめるのが、シュシュフルールさんのマジカルウォターアレンジ。梅の繊細な花びらや枝の細かい凹凸など、庭先からそのまま取ってきたような梅の木を楽しめます。

 

そしてもう一点注目なのが、花瓶に落ちた梅の花と水面の波紋。満開になった花がぽてっと落ちた瞬間を切り取ったようなデザインは、遊び心が光っています。

梅と鶯の春恋グラス【ぐい呑】

和歌の世界において美しい梅の花と一緒に詠まれることが多いのが、“春を告げる鳥 ”や “歌を詠む鳥” として親しまれてきた鶯。

crafterior [クラフテリア]さんが手掛けるグラスでは、その梅と鶯のコラボレーションが丁寧な彫りこみによって表現されています。よく見ると、梅の花は中心部に向けて淡いグラデーションもかかっており、これもすべて手作業で施されているそうです。

母の日・父の日・敬老の日などの記念日や、引出物・内祝などのギフトとしてもぴったりです。

梅の花、華やかピアス/イヤリング、和装にもおすすめ♪

かわいらしい梅の花をそばに身に着けていたいという方には、ジュネさんの耳飾りがおすすめ。

プラバンで手作りした梅の花とクリスタルガラスビジューが使われているので、着物にも似合う華やかなデザインになっています。

 

耳に着けて動くたびに、梅の下に吊り下げられた小さなパールと、葉っぱを模したグリーンのビーズがゆらゆらと揺れるのもおしゃれですね。

ただ眺めるだけではもったいない。

季節の行事にもなじみ深く、歴史上の偉人たちからも愛されてきた春の花、梅。ふと見かけたときには、ぜひご紹介した逸話やさまざまな花言葉を思い出してみてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。来月の「Creema 花だより」もお楽しみに……!

 

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