日々を大切に過ごしたくなるスケジュール帳をご紹介します。

2020年用、蛇腹タイプ、メモ付きのスケジュール帳です。
御朱印帳のような作りで、内側に大きめのポケットが１つあります。

表紙はアトリエここるぴあの手漉き和紙に柿渋を塗って加工したものです。
国産楮（こうぞ）の木の皮を煮て繊維を取り、それを長い時間手で叩いてトロロアオイの粘液と混ぜて漉くという、昔ながらの和紙を漉いています。
使い込まれた革製品のようなイメージで、シワを付けて柿渋で染めました。
シワやシミも独特の個性となっています。

前後の表紙に「2020」とラベルを付けました（写真は以前のものです）。
上下に配置しているので上半期と下半期の区別がつくようになっています。

中身のカレンダー部分の洋紙もこだわりの紙を吟味して選びました。
しなやかでしっとり感はあるのに、空気を含んだ柔らかい感触の眩しすぎない白色の洋紙です。どのペンでも書きやすく、なじみやすいと思います。内側の色紙は淡い赤紫系のウールのような質感の紙を選びました。

白紙のノート8ページが1冊、ポストカードほどの大きさのものを収納できるポケットが内側に１つ付いています。

スケジュール部分は蛇腹なので、広げると約半年ごとのスケジュールを一度に見ることができ、前月や来月を見ながら今月を書き込むこともできます。

カレンダー部分は上半期を下半期で裏表になっています。
1月始まりは2019年12月～2020年6月と2020年7月～2021年1月
4月始まりは2020年3月～9月と2020年10月～2021年4月です。
ご希望の作品をオプションからお選びください。

月や曜日は日本語とフランス語、英語、スペイン語で表記しています。
言語の選択もオプションボタンからお選びください。
どちらも、祝日などの表記は日本語です。

月の関係で月末に日付が重なった時は、ひとマスに2日分を書くのは見づらく書きづらいので、思い切って翌月の最初にマスを作りスッキリさせました。開いた状態（一月）で1枚の紙を使っています。

書き込みがたくさんできるように日付は小さめです。蛇腹状に重ねてあるため、１ページごとが厚めで文字が裏写りしません。

ノートは中心を麻糸で綴じてあるので、開きやすく書きやすくなっています。
ノート部分は蛇腹ではありませんが、スケジュール帳と一体化しています。

和紙漉きからデザイン、印刷、製本を、全て一人でおこなっています。

麻糸は柿渋の色に合うマロン（薄茶色）です。
他にボルドー（エンジ色）とネイビー（紺色）があります。
ノートと同じ麻糸で、表紙のラベルにもステッチを入れています。
どちらもカレンダー部分は同じです。

定番のスケジュール帳JMPとカレンダー部分とメモの白紙のノートは同じです。
他の作品の写真もご参考になさってください。

気に入っていただけると嬉しいです。

サイズ：縦約183mm×横約133mm×厚さ約10mm
　　　　開くと一月は約B5横サイズです。
重さ：約158g

※日本語・フランス語版か英語版かスペイン語版か、
　また、1月始まりか4月始まりか　オプションからお選びください。

※全てを手作業で制作しておりますので作品ごとに色や形（特に表紙のシワや
　しみなどの色合い）が、それぞれ異なる一点ものとしてご理解ください。

※天然の染料を使っているため、月日の経過により表紙の色合いが変化する
　こともあります。また使いこんでいくと風合いが変化することがあります。

※印刷時、まれにインクがにじんだり、わずかにプリンターの跡が残ったり
　する場合がありますが、使用上問題がない限りそのまま使用しています。
　ご了承ください。