※長谷川さま　ご依頼特注製作品

CONFIDENTなお顔の♪
カエルさんの小物入れ♪超高級材で作ってみました♪

まず、２０００文字まで入力できるスペースを設定してくださっているクリーマ運営さんの心使いに感謝です。

【この作品のテーマ】

→適材適所。

その四字熟語をいまいちど噛みしめる作品を。

木材は、木の種類だけでなく、例えば同じケヤキでも産地や生育状況で性質が変わります。近年では、安く安くと作られる時代。上辺だけの商品が溢れております。

今回は、長谷川さまから、心から気に入るものを、とのご依頼だったので、木材の作品が大好きな長谷川さまの為に、ピノッキオ、適材適所でこの作品を作ってみました。上辺だけでないものを。すなわち、深い作品を。

→樹齢５００年程度のケヤキ。しかも過酷な山奥育ちなので、年輪の間隔が詰まっています。この作品の中だけで、おそらくは２００本くらいの年輪を数える事ができます。細かすぎて数えられないです。川越祭りの山車の修理用に仕入れられていたケヤキを分けてもらって使用。

→木目の間隔の詰まったケヤキは、梁（はり）などには向かないが、温かみのある手触り感。すなわち手で直接触れる作品には適切。しかも、品のある風情に。

→柾目（まさめ）を使用。木材は柾目、追柾目、板目の三種類に製材されますが、柾目は１本の木から３割程度しか採れません。しかし、反り辛い。しかし、高値。しかし、贅沢。

そして、品がある風情。

→おメメは神代ケヤキ。木材の世界で神代とは、地面に埋もれて数百年以上経ち、黒色化したものを呼びます。トンネル工事などで出土します。ケヤキ尽くしな作品に。

→デザインは、くりさき ゆり。一部上場企業から、趣味で描いた絵をみてキャラクターデザインのオファー。他、趣味で描いた絵本には動画化のオファーが。

→制作はこのケヤキの美しさを最大限引き出す努力を。

以上、一生気に入って下さっていただけるように、今できること全て行ってみました。

★長谷川さまへ連絡事項
もしかすると、無垢のままなので、お顔とおメメで違う個体から採った木材なので、収縮の関係で、ほんの数ミクロンほど、目が浮いてきて、指先で撫でた時に当たる可能性があります。そういう時は紙ヤスリの３２０番で撫でるように擦ると段差は消えます。その時はお声掛けくだされば紙ヤスリをお送りします。

お顔に白い箇所がありますが、ケヤキの乾燥時に道管内に残った物質が白色化してしまったものです。

以上です。この度はご依頼ありがとうございました。楽しい時間となりました。