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〈クリーマのワークショップ第12回〉パンチニードルでコースター作り。ジーエヌゼットスタジオさんをお招きしました
こんにちは、クリーマの柴田です。
クリーマでは7年前からさまざまなクリエイターの皆さんをお招きして、季節のリースや革小物、苔のテラリウム作りなど…… スタッフがものづくりを体験する「クリーマのワークショップ」を開催してきました。
コロナ禍で止むを得ず断念していた時期もありましたが、この1年はオンラインとオフラインでの同時開催で実施しています。
今回は、最近話題の「パンチニードル」のワークショップを開催したので、その様子をご紹介したいと思います。
講師は、ジーエヌゼットスタジオ:Ariさん
今回講師を担当してくださったのは、ジーエヌゼットスタジオのAriさんです。
Ariさんはパンチニードルに出会ってからすっかりその魅力に心奪われ、育児の合間に作品を作るのが毎日の楽しみだったそうです。
現在では、デザイナーとして日々作品を作りながら、インストラクターとしてワークショップを開催したり、各種イベントへの出店など、パンチニードルの魅力と使い方の普及に尽力されています。
今回はパンチニードルを使ったオリジナルコースターを、プロに教わりながら思い思いに作ってみました。
まずは、「パンチニードル」って?
「パンチニードル」とは、毛糸を通した専用のニードル(針)を使って、イラストを描くようにステッチする手法です。刺繍の仲間というとイメージが湧きやすいかもしれません。
よく耳にするようになったのはここ数年ですが、実は似たようなクラフトは以前から楽しまれていました。ラグフッキングと呼ばれる絨毯やマットなど大きめの敷物を作る手法、さらには日本の文化刺繍もそれにあたります。
今回ご用意いただいたキットがこちら。
パンチニードルを使って、オリジナルコースター作りスタート!
まずはベースとなるデザインと好みの毛糸を選びます。
成功のカギは、毛糸の太さと、数種類あるニードルのサイズ、布の編み目の大きさを合わせることだそう。毛糸の太さに合わせて、毛糸を通しやすいニードルや布を先生が事前に準備してくださり、相談にも乗っていただきました。
デザインを決めたらハサミで図案を切り取って、各自の席で制作を進めます。
次はニードルに毛糸を通すのですが、慣れないとこの作業がなかなか難しい……!
毛糸が通ったら、いよいよスタート!
ニードルの向きとステッチする方向が同じになるよう意識しながらニードルを布に刺していきます。
ここからは、集中して作業を進めます。均等にステッチを入れることや、フレームを回転させながらの作業が難しく、みんなの表情は真剣そのもの。
毛糸を通したニードルを布にぐっと差し込むと......
こんなふうに、毛糸だけが布の編み目に引っかかって残ることで、生地の裏側にパンチニードルならではのループ(毛糸の輪っか)ができます。
ひと刺しひと刺し続けると、毛糸のステッチができてきました!
本番に取りかかる前に、枠の外で何度か練習。実際にオリジナルコースターを作るときは、このステッチをどんどん繋げてループが密集するようにします。
途中、先生からワンポイントレッスンがあったり。
直接レクチャーしてもらったり。
パンチニードルは一種のメディテーション(meditation:瞑想)に例えられることもあるそうですが、確かに無心になって作業に集中し、何も考えないこの時間はリラックスできるひとときでした。
個性豊かなパンチニードルのオリジナルコースターが完成!
90分ほどかけて、ようやく完成!
たくさんステッチを施した布をひっくり返すと、こんな素敵な質感のコースターができあがっていました!
同じデザインがベースでも、選ぶ毛糸の色や太さ、刺し方で個性が表れています。
ワークショップを終えて
実際にやってみるのは初めて、というスタッフがほとんどだった今回の「パンチニードル」。
普段はなかなかできない体験をこうやってみんなで共有できるのも、社内ワークショップの楽しみです。
ものづくりを通して、新しい発見や気づきがあったり、別の部署のメンバーと仲良くなったり。
そんな交流にも繋がっているようです。
Ariさんもおっしゃっていましたが、「パンチニードルは一種のメディテーション」という言葉の通り、今回のワークショップを通して、感性を楽しむとともに、みんなにとってちょっとしたリラックスタイムになったのではと思っています。
入念な事前準備から、当日まで…… 丁寧に教え、アドバイスしてくださったジーエヌゼットスタジオのAriさんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!
これからの季節、あったかいお部屋でぬくぬくと“ものづくり”と向き合う時間は、至福のひと時になりそうです。皆さんも日常を忘れ、パンチニードルを楽しんでみてはいかがでしょうか?