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「となりのサステナブル」まずは気軽に捉えて、自分らしく実践してみる。|クリーマ編集部・いしわた
こんにちは、クリーマ広報のしげおかです。
近頃広く知られるようになった言葉「サステナブル」。未来を見据えてサステナブルな暮らしを、と呼び掛けられていますね。けれど「サステナブルな暮らし」とだけ言われても、なんだか抽象的でイメージしづらいし、自分にはハードルが高いと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この連載コラム「となりのサステナブル」ではクリーマスタッフの暮らしを覗いてみます。身の回りのことすべてをサステナブルなものにしなくても、暮らしの中の普段の些細な心がけが意外と繋がっていたり。読んでくれた方の中で、少しハードルが下がって、「ちょっとやってみようかな?」というきっかけになったら嬉しいです。
初回は、特集やこの読みものの制作に携わっている編集部の石渡に、普段どんな心がけをしているか聞いてみました。
「衝動買いではなく、ときめき買いをする」
——普段の自分の生活で、サステナブルだなと思うことはありますか?
基本的に新品のものをあまり買わないようにしていることは、良い習慣だなと思っています。特に洋服は古着屋さんで購入したり、家族からもらった服を着たりしています。新しいものを買うときも、今ある服と一緒にコーディネートできるものや、2wayや3wayなどの着回しやすいものを選びますね。といっても、最初はサステナブルだからそうしようと思ったのではなくて、大量生産されているお店の服を買うと誰かと被ってしまうのが嫌だったのがきっかけでした(笑)
祖母から若いときに買った服をもらって、試しに着てみたら、意外と可愛い!っとなって。長持ちしているだけあって、作りも丁寧で質が良いし、トレンドが一周して今着ても新しく感じられるものもありました。
——もらった洋服を自分なりにアレンジして着る楽しみもありそうです。
もらった服に、つけ襟やベストを合わせて自分好みにアレンジ&着回しすることが好きになりましたね。自分好みにできるというだけでなく、つけ襟などを付ければ、首回りが少し汚れてしまった服でも着ることができます。古着やもらった服をどう着るか考えるうちに、自分も着なくなった服をすぐ捨てるということがなくなりました。
今日のコーディネートはワンピースのつけ襟アレンジで、重ね着したペチコートがポイントです。Creemaで購入したanvaiさんの作品なのですが、そのままボトムスとして使うことができて着回しに便利です。
——いくつかのアイテムでガラッと印象を変える着回し、とても良いですね。
洋服だけじゃなくて、アクセサリーやヘアバンドを変えるだけでもすごく印象が変わると思います。自分の気分も変わりますしね。
ただ、アクセサリーについてもたくさんあれば良いと思っているわけでなくて、今あるものを大事にしていたいなと思っていて...... アクセサリーだけではなくて、何かものを買うときには、「衝動買いではなく、ときめき買いをする」ということを大事にしています。妥協したり、安いからという理由で買うのではなく、一目惚れして「これだ!」と思ったら買うようにしています。そうやって買ったものは、そのときめきがずっと続くし、長く大切にしたくなります。
——今あるものを大事にするというのはサステナブルの基本かもしれませんね。
なるべく長く使いたいので、汚れたり壊れたりしても、なるべく修理して使うようにしています。Creemaではクリエイターさんに直接相談することもできるので、どうしたら良いかわからないときは質問・オーダーでお伺いすることもありますね。
例えば今持っている財布は、少し傷がついてしまったのでクリエイターさんに相談したところ、スプレーで染めるのがおすすめと教えていただいたので、自分で上から色を重ねてみました。あと黒ずみの消し方なども一緒に教えていただいたので、今でも綺麗に使えています。
——お話を聞いていて、とてもサステナブルな暮らしをされているなと思ったのですが、意識が変わったきっかけはあるのでしょうか。
冒頭でも話したように、最初はサステナブルだからやろうと思ったわけではないんです。けれど、クリーマに入社してから、仲間と洋服の話をするようになって、私の習慣に対して「それって究極のサステナブルじゃない?」と言われて、気付かされたり(笑)古着を着回すのもサステナブルなんだなと思うと、じゃあもっとやってみようかなというポジティブな気持ちになりましたね。
やっぱり、自分の暮らし全てを変えるのは、すごく敷居が高いなと感じます。でも本当に些細なことで言えば、「値引きされたものを買う」とかも、廃棄されるものを少しでも減らすという意味でサステナブルに繋がりますよね。考えようによっては気軽に感じることもできるんだと思います。他人ごとというよりも、潜在的に近くにあるものだから、捉え方次第で「これって意外とサステナブルかも?」ということもあります。まずは関心を持ってみるのが大事なのかもしれません。
また、最近Creemaを見ていると、サステナブルということを忘れるような、素敵な作品が増えたなと思っています。例えばこのCHOさんのショッピングバッグ。一見かっこいいバッグですが、素材にリサイクルポリエステルを使っているそうです。デザインが素敵だから買ったものが、実はサステナブルだと「なんだか良いことしたな」という気分になれます。そうやってフラットに取り入れてみるのも、少し暮らしを見直すきっかけになりそうです。
もっと気軽に捉えて、自分の暮らしを振り返ってみる
今回は、編集部の石渡に話を聞いてみました。彼女の着回し術や、モノに対する考え方は、サステナブルというだけでなく自分らしさを追求した形なのかなと、話を聞きながら感じました。
ただ意識を高くもつというわけでなく、何か自分のこだわりを大切にしながら自然や社会と良いつながりを持てたら、無理なく続けられそうです。
自分にとってはあまり馴染みがないという人も、もう少し気軽に捉えてみて、自分でもできそうなことを探してみてくださいね。