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日々のアイテムで花粉対策。春を心地よく過ごす15のアイデア・対策グッズ15選
あたたかな気候になってきて、外出する機会も多くなる春。一方で、花粉症が理由で毎日つらい、という人も多いと思います。
この記事では、そんな方のためにちょっとした工夫やアイデアで花粉対策ができる対処方法をご紹介します。ポイントは、花粉を「付けない」「落とす」「持ち込まない」、そして「かしこく向き合う」の4つ。
どれも薬の服用や薬局で手に入る花粉症対策グッズに頼らず、暮らしの知恵で簡単に対策できるものばかり。
全部で15のアイデアをご紹介しますので、ひとつは試せる対処法が見つかるはずです。この記事を読んで、心地よく春を過ごせる方法が見つかるきっかけになると嬉しいです。
目次
● 「衣類や身体に花粉を付けない」アイデア・対処法
1. ウールやニット以外のさらっとした服を着る
2. 春コートやアウターを着用する
3. インナーマスクをつける
4. 伊達メガネもおしゃれな花粉対策グッズに
5. 帽子を被って髪の毛に付く花粉を予防する
● 「ついた花粉を落とす」アイデア・対処法
6. 洋服ブラシやコロコロ(粘着クリーナー)で付着した花粉を落とす
7. 外出時に身につけたものは必ず洗濯する
8. 拭き掃除で床に舞い落ちた花粉を取り除く
● 「花粉を家に入れない・持ち込まない」アイデア・対処法
9. おしゃれで快適な部屋干しグッズで、洗濯で付く花粉をカット
10. なるべく早朝に、レースカーテンをしたまま換気する
11. 花粉を部屋に持ち込ませない、使いやすい玄関づくり
● 「花粉症とかしこく向き合う」アイデア・対処法
12. 必需品・ティッシュを可愛く持ち歩くティッシュポーチ
13. アロマネックレスで、外出時もダメージを少なく快適に
14. まとめ髪スタイルで、顔まわりに付着する花粉を極力少なく
15. 無垢の木でできたマスクケースで、手軽に香るマスクを
● 春をもっと快適に。花粉対策は、日々のアイテムの選び方を見直すことから
「衣類や身体に花粉を付けない」アイデア・対処法
1. ウールやニット以外のさらっとした服を着る
外出すると、何万個もの花粉が洋服や髪の毛に付着するのだそう。なかでも、起毛素材のウールやニットは花粉が付着しやすいので注意が必要です。
暖かくなってきたら、冬服のニットは仕舞って、綿(コットン)やリネンなどのサラッとした生地の洋服に着替えましょう。同じ素材でも織り方によって付着する程度が変わるようなので、より凹凸が少ない生地の服を選ぶのがベストです。
例えば、撥水仕様の生地、ナイロン、ポリエステルなどツルッとした素材ならより花粉の付着は少なそうです。
シンプルながらもしっかりと目を引くバルーンスリーブが特徴的なブラウス。コットンとポリエステルからできている生地で、程良いハリがあり綺麗なシルエットを保つ素材感です。
洗濯機で洗えるのも嬉しいポイント。
コットンの5倍の速さで汗をのがしてくれ、サラッと快適な肌触りを保つ素材でつくられたきれいめフォルムのパンツは、春から夏にかけて活躍してくれること間違いなし。
ポリエステル100%で洗濯機でのお手入れもOKです。
2. 春コートやアウターを着用する
コットンとリネンの天然素材生地でつくられた中厚の柔らかい風合いのコートは、S-7L(!)までのサイズ展開でぴったりサイズが手に入ります。
襟は大き目で程よい存在感。木のボタンが付けいており、ナチュラル感たっぷりです。
外から家の中に入ってくる花粉は、その多くが衣類に付着した花粉が原因。
日中にお出かけして、帰宅後そのままリビングやソファでくつろいでしまうと、部屋のあちこちに花粉が広がってしまいます。
トップス一枚でも過ごしやすい快適な気候でも、薄手のスプリングコートやアウターを上から羽織ることで、花粉が身体についたまま部屋に入ることを防げます。
いつものコーデにきちんと感をプラスしてくれるオープンスリーブテーラードジャケット。ドロップショルダーで程よくゆったりとしたサイズ感なので、暖かい日も気軽に羽織れそうです。
3. インナーマスクをつける
インナーマスクを家庭で手づくりするのは大変。こんな洗えるインナーマスクを使うのがおすすめです。
このインナーマスクは不織布マスクにくっつくようになっていて、いつも使っているマスクに気軽につけることができます。
生地の種類も5種類あるので、肌触りや色味でお好みのものを選べます。
通常のマスクでも花粉をおよそ70%削減* してくれるそうですが、さらにインナーマスクをすることでさらに花粉の除去率が期待できるのだそうです。
Creemaでは不織布マスクにくっつけて手軽に使えるインナーマスクや、不織布マスクカバーとしても活躍してくれる、一石二鳥でおしゃれなインナーマスクも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
サイドのレース部分にお手持ちのマスクを挟んで使うことができる、不織布マスクカバーは、インナーマスクとしても活躍してくれます。
シンプルなマスクがおしゃれに見えるようになり、アクセサリー感覚で使えるのもポイント。
4. 伊達メガネもおしゃれな花粉対策グッズに
作品の名前の通り、髪型の「七三分け」からヒントを得てデザインされた、PADMA IMAGEさんによるメガネ。
特徴的なアシンメトリーデザインで、おしゃれなバランスに仕上げられています。UVカット付きレンズや度付きレンズに変更も可能です。
花粉症予防専用のメガネも存在しますが、見た目が気になるという人も多いはず。
実は、普通のメガネでも、メガネを着用しないときと比べて目に入る花粉量をおよそ40%も防げる* のだそう。花粉症のときは、コンタクトによる目への些細な刺激もダメージのもとになります。
せっかくならこの春は、メガネでおしゃれを楽しんでみるのもおすすめです。
八角形のオクタゴン型と細めのゴールドフレームが素敵なデザインの、杏や眼鏡 ANZUYAさんのメガネ。
洗練されたフォルムで大人っぽく、ちょっと個性が欲しいときにぴったりのメガネです。
5. 帽子を被って髪の毛に付く花粉を予防する
埼玉県春日部市にある、麦わら帽子を中心とした天然素材専門の帽子工房・田中帽子店さんによるストローハット。
ランプシェードのようにツバをふんわり丸くダウンさせたデザインとグレージュの太めリボンがアクセントになっています。
衣服以外にも、花粉が付きやすいのが髪の毛。いちばん簡単で誰でも実践できるのは、帽子を被るという方法です。
春になると紫外線による日焼けも気になるところ。この春は、早めの紫外線対策と花粉対策、どちらも期待できる帽子でおしゃれにお出かけするのが◎
髪の長い人はつばが広いハットなど、なるべくたくさん髪の毛を覆ってくれるデザインがおすすめです。
薄手のジャガード織りの生地を藍染してつくられたハットは、織模様のボタニカル柄が美しい作品。つばには紙芯が入っていて、好きな角度に曲げられます。
丸くコンパクトに収納でき持ち歩きに便利な帽子は、撥水加工・UVカット・接触冷感・リバーシブル・パッカブル・ワイヤー入り・軽量と嬉しい機能が7つも入っています。撥水加工がされており、花粉が付きづらい素材です。
「ついた花粉を落とす」アイデア・対処法
6. 洋服ブラシやコロコロ(粘着クリーナー)で付着した花粉を落とす
こインテリアとしてもたのしめるデザインなら、コロコロも見えるところに置いていきたくなりそう。カバーはオークやウォールナットの突板で、柄は無垢材でつくられた家具職人・贈り物家具 mihatayaさんによる作品です。
外出後はお家に入る前にしっかり衣服についた花粉を払い落とし、お部屋に花粉を持ち込まないようにする工夫が大事です。
毛足が長いものは洋服ブラシでしっかりと払ったり、玄関にコロコロを置いておき、帰宅時は必ず全身コロコロをしたりすると、手では払いきれなかかった花粉も落とすことができます。
7. 外出時に身につけたものは必ず洗濯する
しっかりしたチェスター風コートにも関わらず、洗えるのが嬉しいスプリングコート。肩が落ちるデザインで、ゆったり着られる楽ちんコートです。
とはいえ、ついてしまった花粉をゼロにはできません。いちばん良いのはやっぱり、外出時に身につけたものは必ず洗濯をする、ということ。
さらに、洗濯洗剤で洗うだけでなく、柔軟剤を使うとその後の静電気が防げることで花粉の付着量が減るのだそう。
「アウターまでは洗濯しづらいしなぁ」と思った方は、洗濯機で洗濯できるスプリングコートなどを紹介しているこの記事も参考にしてみてくださいね。
8. 拭き掃除で床に舞い落ちた花粉を取り除く
置き場所に困るワイパーとコロコロを可愛らしく収納できる、おうち型収納ボックスのセット。こんなアイテムでお掃除道具を身近に置けるようにすれば、生活がさらに快適に。
目に見えない花粉は、掃除機だと掃除しづらいもの。ほうきや掃除機だと床に落ちた花粉をまた空気中に舞上げてしまう原因にもなってしまいます。
その分拭き掃除だと安心。モップやワイパーなど、濡れた布を使って床をお掃除すれば、ハイハイ時期の小さいお子さんやペットがいるご家庭でも安心して春を過ごすことができそうです。
「花粉を家に入れない・持ち込まない」アイデア・対処法
9. おしゃれで快適な部屋干しグッズで、洗濯で付く花粉をカット
部屋干ししているときも、そうでないときも生活感なくスッキリした印象になる、ランドリールームハンガーラック。耐荷重は約10キロで、洗濯物を全体に掛けても大丈夫。
ランドリールームはもちろん、窓際やリビングに取り付けて観葉植物をハンギングするのにも便利です。
花粉が舞う季節は、外がお天気でも部屋干し! という人も多いのでは。
実際に花粉対策として、花粉の飛散状況が多い日は洗濯物を外に出さないようにすることが推奨されています。
とくにタオルなど、入浴後に使うものは部屋干しがおすすめ。せっかくお風呂で花粉を綺麗に洗い流しても、花粉がついたタオルで身体や頭を拭くことで、布団やベッド、寝室にも花粉が広がってしまうので注意が必要です。
10. なるべく早朝に、レースカーテンをしたまま換気する
奥行きのある織り柄と生地耳のブルーのラインがポイントの生地でつくられたKURASIKU(クラシク)さんのカーテン。凹凸感のある織り方にこだわり、生地の奥行きを感じられる一枚で、ほかには見つけられないシンプルながらもこだわりが随所に見られるカーテンです。
花粉が部屋に入るのはいやだけど、換気はしたい。花粉症だとそんなお悩みもあるのではないでしょうか。
換気をしたいときは、なるべく早朝に、レースカーテンをしたま換気をすると、花粉の侵入量をできるだけ少なくしたうえで換気をすることができます。
花粉は気温が上がると飛散量が増えるのだそう。そのため、飛散量が1日のなかでも少ない早朝の時間帯に、そして花粉が部屋に入るのを防いでくれるカーテンをしながら窓を開けるのが◎
レースカーテンであれば換気もしっかりできます。もちろん、カーテンは花粉の季節は定期的に洗濯するとなお安心です。
11. 花粉を部屋に持ち込ませない、使いやすい玄関づくり
玄関に置くなら、こんなスリムかつ帽子や靴、バッグなども気軽に置いておけるハンガーラックがおすすめ。シンプルなデザインでどんなシーンでも活躍してくれそうです。
花粉を部屋に持ち込まない簡単な方法として、アウターやバッグ、帽子など、外出時に外気にさらされるものは花粉を払い落とし、極力リビングや寝室には入れないことが挙げられます。
でも、それが大切だと分かっていても、アウターをクローゼットに入れる前にソファに掛けて置いてしまったり、リビングに起きっぱなしにしてしまったりしてしまうこともあるのでは......。
それを防ぐなら、玄関にハンガーラックや壁掛けラックを設置して、家の導線から変えてしまうのがおすすめです。玄関に置き場所があれば、お部屋に持ち込む必要もなし。
壁掛けラックにコロコロや洋服ブラシ、花粉予防スプレーなどを置いておけば、さらに快適で使いやすい玄関をつくることができます。
「花粉症とかしこく向き合う」アイデア・対処法
12. 必需品・ティッシュを可愛く持ち歩くティッシュポーチ
花粉症が辛いこの時期。ティッシュを持ち歩くときも可愛さを。
薬やリップクリーム、目薬なども一緒に入れて持ち運びやすく、ふっくらもちもちとした質感の牛革が大人っぽいティッシュポーチです。
花粉症の人の必需品・ティッシュ。外出時にはポケットティッシュを持ち歩く人が多いと思いますが、ポケットティッシュ1つでは心もとない、ということもあるのでは。
そんなときには複数ポケットティッシュを持ち歩けるポーチ付きのティッシュポーチがおすすめです。
ポーチには常備薬や鼻スプレーなどを入れておけばさらに安心。
Creemaに出品されている作品のなかには、ボックスティッシュサイズのものをそのまま入れて持ち運べるティッシュケースも! 私はボックスティッシュを持ち歩く派、という人にぜひおすすめです。
ポケットティッシュではとても間に合わない、でも毎回箱ティッシュを出すのも面倒......。そんな花粉症の人におすすめしたい、ボックスティッシュ1/3の量を持ち運べる「ULティッシュケース」。
写真のようにバッグやリュックに取り付けたり、そのままショルダーバッグのようにして身につけることも可能です。止水ファスナーを採用しており、ちょっとした雨には負けない仕様になっています。
ボックスティッシュケースから好きな量のティッシュを詰め替えて、折りたたんで半分サイズで持ち運べる携帯ティッシュケース。保湿ティッシュも使用できるよう、長めのサイズでつくられています。
13. アロマネックレスで、外出時もダメージを少なく快適に
従来のガラスより軽量で強度があり、透明度も高いボロシリケートガラスを使ったアロマペンダント。上部の穴に、お好みのエッセンシャルオイル、または香水を数滴垂らして使えます。1〜2滴の量でも半日から1日程度香りが持続するそう。
アロマや精油のなかには、鼻をすっきりさせてくれる作用をもつ種類があるのだそう。アロマの力を借りて、花粉症でも症状を気にしないようにするのもひとつの方法です。
そんなアロマを、お家の中だけでなく、アロマネックレスやアロマペンダントを使って外出先でも取り入れてみませんか。
アロマネックレスとは、ペンダントトップに開いた小さな穴にアロマオイルや香水を入れたり、ペンダントに香りを染み込ませることで香りをたのしむアクセサリーのこと。
体温で香りが揮発することで、香りがたのしめるようになるという仕組みです。
こちらはアロマオイルや香水をそのまま染み込ませて使うタイプのアロマネックレス。
大理石のような石膏材とゴールドのコーティングが美しく、香料を使わずいつものアクセサリーとしても◎
14. まとめ髪スタイルで、顔まわりに付着する花粉を極力少なく
ひとつにまとめた髪の毛にポニーフックでひっかけてリボン括りするだけで、華やかなヘアアレンジが完成する陶器のヘアカフス。ロングヘアはもちろん、ボブスタイルの人にもおすすめのヘアアクセサリーです。
ひとまとめにしたゴムにフック部分をしっかりと差し込み、リボン結びして装着するので通常のポニーフックより安定感があります。
髪の毛に花粉を付けない方法として、帽子を被る方法をご紹介しましたが、そもそも髪の毛に花粉が付く理由は、髪の毛が静電気を帯びること。
まとめ髪スタイルにすることで、髪の毛の揺れや摩擦が最小限に抑えられ、これを防ぐことができます。
例えばポニーテールやお団子ヘア、三つ編みなど、なるべく毛先までコンパクトに小さくまとめるのがポイントです。また、ヘアバンドを使ったヘアスタイルも、余分なおくれ毛を防ぐことができ効果的です。
ミモザの刺繍が春らしいクロスデザインのヘアバンド。上質リネンでつくられており、ナチュラルな雰囲気で、つけるだけでコーディネートが春らしくなりそう。
15. 無垢の木でできたマスクケースで、手軽に香るマスクを
マスクに香りが移り、取り出すたびにヒバが薫る、青森ヒバでできたマスクケース。ヒバには抗菌力と、癒される香りがあるのが特徴です。
マスクに蓋が直接触れることで香りをダイレクトに添加するつくりになっています。
最後にご紹介するアイデアは、自然な木の香りがするマスクを家庭で気軽に手づくりする方法です。
クスノキやヒバ、ヒノキなどでできた無垢のマスクケースにいつもの不織布マスクを仕舞っておけば、優しい香りがほんのりと移り、使うときにはつけるだけでリラックスできるマスクに変身します。
防虫効果や抗菌力がある木の種類もあるので、選ぶマスクケースによってさまざまな香りと効果がたのしめそうです。
くすのきは防虫効果があり、古くから樟脳としても使われている木材。
スーッと鼻に抜ける爽やかな香りで、メントールと柑橘系が合わさったような香りがするので、花粉症の人に嬉しい爽やかな感覚がたのしめます。
朝から気分爽快、リラックス効果も期待できそう。
春をもっと快適に。花粉対策は、日々のアイテムの選び方を見直すことから
花粉症用の薬の服用や薬局で手に入る花粉症対策グッズを使う以外にも、身近なところで花粉対策を行うことができます。そのアイデアをこの記事では15の対処方法に分けてご紹介しました。
衣服やファッション小物、お洗濯グッズや暮らしのインテリアなど、対策に使えるものは身近にたくさんあります。
花粉対策は、日々使うアイテムの選び方を見直すことからはじめてみませんか?
* 環境省「花粉症環境保健マニュアル2022」より(https://www.env.go.jp/content/900406385.pdf)
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