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クリーマの上場日に密着!当日の様子をまるごとご紹介します
2020年11月27日、株式会社クリーマは東証マザーズ(証券コード:4017)へ上場いたしました。上場承認をいただいてから約1ヶ月。『普段はコロナでなかなか集まれないけれど、この日だけは社員みんなで喜びを分かち合いたい!』そんな想いからプロジェクトチームを立ち上げ、上場日を迎える準備を進めてきました。
やりたいことはいっぱいあるけれど、やらなければいけないことは何なのか?手探り状態な上に、必須となるコロナ対策……プロジェクトメンバーでミーティングを重ね、試行錯誤を繰り返し、なんとか無事に当日を迎えることができました。クリーマの上場日を一日のスケジュールに沿ってご紹介したいと思います。
2020年11月27日(金)上場日のスケジュール
10:30 東京証券取引所(東証)アローズスタジオから、クリーマ代表の丸林が「ストックボイス」に生出演
10:50 セレモニーに参加するメンバーが東証に集合
11:00 上場セレモニー(打鐘)
12:00〜13:30 記者会見の準備・リハーサル
14:00 記者会見スタート
18:00 上場記念パーティ会場へみんなが集合
18:30 上場記念パーティ スタート
10:00 東京証券取引所
この日は朝から気持ちの良いお天気でした!東京証券取引所(以下、東証)の入り口に立つと、とうとうこの日が来たんだと実感が湧いてきました。
10:30 「ストックボイス」にクリーマ代表の丸林が生出演
まずは「ストックボイス」※の生出演からスタート。会社にいるメンバーもライブ配信で見守りました。
※ストックボイス:投資家向けに、日本株式市場をはじめ、経済・金融など、マーケットに関するあらゆる情報をTOKYO MX(関東地域)やサンテレビ(関西地域)、インターネットメディアでライブ配信する番組
11:00 上場セレモニー
通常であれば、社員みんなで参加ができる上場セレモニーですが、東証が定めた厳格なルール(コロナの感染対策)により、参加できるのはたったの5名。本当はみんなでこの場に来たかった…そんな思いを胸に、役員と社歴の長いGMがクリーマを代表して参加することになりました。
セレモニーが行われたのは、テレビのニュースなどでよく見かける「マーケット・センター」と言われる場所。普段は株価の表示が流れる円形の電光掲示板(チッカー)には、「祝上場 株式会社クリーマ」の文字が!上場日限りのこの光景は、感慨深いものがありました。
「上場通知書」の贈呈
記念撮影
上場記念の打鐘
上場記念の打鐘は「五穀豊穣」するために5回とされており、一人ずつ打鐘しました。
11:30 テレビ東京「モーサテ」の密着取材
注目企業の上場として、上場日2週間前から当日まで、社長への密着取材が入っていました。初値がついた感想を聞かれ「株価がいくらであっても、心境は”無”です。クリエイターの皆さんと一緒につくってきた経済圏を、よりいい形に完成させていく」と現地で語っていた姿が印象的でした。
(当日の模様は2020年12月2日にテレビ東京「モーサテ」で放送されています)
その頃会社では…
たくさんのお祝いのお花が届いていました。1週間以上経った今もオフィスはお花の香りで包まれています。皆さま、本当にありがとうございました!
13:30 上場記者会見、受付スタート
記者会見の会場では、メディアの皆さんが続々と到着しはじめていました。
せっかく大勢の記者さんがご参加くださるこの機会に、クリーマを体感いただこうと様々な工夫を凝らしました。
クリーマの歴史をビッグパネルでご紹介
ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」がスタートしたのは、2010年5月。クラフトカルチャーを広めようと実施したイベントはドイツ・ベルリンを皮切りにこれまで120回以上。3人でスタートしたメンバーは100名を超えるまでになりました。そんなクリーマの歴史を全長5メートルを超えるビッグパネルでご紹介。
「Creema」で2020年、急上昇した作品を一挙ご紹介
コロナの感染拡大やレジ袋の有料化など、様々な出来事を背景に、これまでとは異なる作品が急上昇した一年でした。生活必需品となったマスクやエコバッグも、「せっかくなら自分らしいものを」そう考える方が多く、素材やデザインにこだわったアイテムが人気に。今年、突如として現れたのは「ワンマイルウェア」。遠出が難しい中、ご近所のお出かけにもおしゃれを…そんな気持ちからか、ルームウェアとはまた別のアイテムとして人気となりました。
14:00 記者会見スタート
記者会見でも感染症対策を徹底し、現地とオンラインで同時開催しました。このような状況にも関わらず、想定を大幅に上回る大勢の記者さんがご参加くださり、身の引き締まる思いでした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
いよいよ、記者説明会のスタートです。クリーマのミッションから始まり、成長推移や、今後の展望・戦略まで… 社長から30分間のプレゼンを行わせて頂きました。
質疑応答でもたくさんのご質問を頂戴しましたが、時間も限られていたので個別インタビューに。一人ひとりの記者さんとしっかり向き合い、お答えさせていただきました。
人気クリエイターによる実演も
普段なかなかない機会なので、会場内ではCreemaで活躍する人気クリエイターによる実演コーナーも設けました。レザークリエイター:SKLOさんは、その場でレザーアイテムにイニシャルなどを刻印してくれるサービスを。記者さんたちも興味津々に制作風景をご覧になっていました。
記者会見には、TBS「Nスタ」さんにも取材に入っていただき、当日の様子はそのまま夕方の放送でご紹介いただいています。
画家のyui.stephanie(ユイ・ステファニー)さんには、この日のためにライブペインティングで1日かけて巨大な絵を描いていただきました。朝から会場入りし、記者説明会でも実演いただき、完成した絵は夕方の上場パーティでお披露目いただきます!
クリーマがまだ創業間もない頃からずっと見守ってくださった記者さんもいらっしゃり、「上場を迎える記念すべき日をご一緒できて嬉しい」といった温かいお声をいただいたり。これからのクリーマに期待し、応援してくださる皆さんの気持ちがひしひしと伝わってくる記者説明会となりました。
18:00 上場記念パーティ会場にスタッフが続々と到着
上場日のためにデザイナーの佐野が作ったオリジナルロゴを各アイテムにデザインし、みんなはCreemaのテーマカラー「ブルー」を身につけて参加しました!
※もちろん会場入り口では、検温、アルコール消毒、参加者は全員マスクの着用、テーブル全卓にはパネルの設置と、感染対策もしっかり行いました。食事と写真撮影時以外は、マスク着用を徹底して開催しています。
上場記念オリジナルグッズを用意しました
記念すべき日を形にして残そうと、オリジナルロゴ入りグッズを作成!デザイナーの佐野が作ってくれたロゴがどれも可愛すぎて…結局、一つに絞りきれずステッカーは二種類作りました(笑)
社員からは「もったいなくて着られない!貼れない!」なんて声も……。
社長DJでお出迎え
この日ばかりは社長が「メンバーをもてなしたい」と自らがホスト役となり、DJでみんなを迎えました。到着した社員もまさかのサプライズにざわざわ。最初は驚いていましたが、心地よい音楽に耳を傾けながらゆったりとした時間を楽しんでいました。
クリーマの歴史パネルには人だかりが。懐かしそうに眺める社員もいれば、知らないクリーマの歴史に驚いている社員もいたようです。
18:30 上場記念パーティスタート!
この日、司会を務めたのはマーケティングDiv.ゼネラルマネジャーの名古屋と、6年以上クリーマのブランドを作り、守り続けてきたデザイナーの佐野です。
二人がときには盛り上げ、ときにはあったかい空気で会場を包みこんでくれました。
開宴の挨拶
まずは社長からの勢いのある挨拶でパーティがスタート!
乾杯!
乾杯の発声は、創業メンバーであり取締役の大橋でした。大橋からの全メンバーへの感謝の気持ちに、冒頭から心がじんわり温かくなりました。ここにいるみんなで、今日という上場の日を迎えられたんだなぁ、と改めて感じることができました。
上場まで会社を引っ張り、支えたマネジャー陣のスピーチ
この日を迎えるまで、長きに渡って上場に向けた準備を推進してきた管理部門の二人。コーポレートDiv.の執行役員である伊藤と、マネジャーの神(じん)に、上場までの苦労話を語ってもらいました。
続いては、司会も務める名古屋から。会社が様々な壁にぶつかっていた2018年、マーケティング責任者として入社し、紆余曲折ありながらも、コロナ禍におけるマーケットプレイス事業の成長を牽引してきました。
改めて、この上場というのは、クリーマのみんなの力が合わさった結果なんだなと思いました。
ついに、yui.stephanieさんの絵が完成!
現在は、三重県で画家として活動されているyui.stephanieさん。この日のためにわざわざお越しくださり、朝から会場で絵を描きはじめ、夕方にようやく完成!
みんなの前で、最後に日付とサインをいれていただきました。
事前に、社長とオンラインMTGを行い、会社やサービスへの想い、そして「愛ある事業で、人を、世の中を元気にすること」というコーポレートミッションの背景等をお伝えし、その想いを受けて、この日1日で描いていただきました。
ハッピーであたたかみを感じるこの絵は、私たちの一生の宝物としてオフィスに飾らせていただいています。
DDTプロレスリングが乱入!?
パーティの途中で突然表れたのが、高木社長率いるDDTプロレスリングの皆さんでした。突然の登場にみんなもびっくり!とはいえ、DDTプロレスリング自体はお馴染みの方々でもありました。
クリーマが毎年夏と冬に東京ビッグサイトで開催している「ハンドメイドインジャパンフェス」では、第一回からずっとスペシャルゲストとしてご参加いただいているんです。私たちスタッフは会場運営をしているのでなかなか直接見られないのですが、DDTの登場により会場が一気に盛り上がっている様子は知っていました。まさか、自分たちがその空間を体験できるとは…
社員との接触は避けながらも、迫力あるパフォーマンスはさすが!
さらに、DDTプロレスのメンバーとしてこの日ご参加いただいていた、ハイパーミサヲさんとクリーマにはご縁がありました。実は、2015年のHMJにお客様として遊びにきた際に、DDTのパフォーマンスをみて心を奪われ、DDTへの入団を決意したのがハイパーミサヲさんだったのです。この事実はクリーマスタッフも知らなかったエピソードで、ご本人のマイクパフォーマンスに感動でした。
お忙しい中「お祝いなんだからぜひ!」と、駆けつけてくださったことが本当に嬉しかったです。この場を借りて御礼申し上げます。またご一緒できる日を楽しみにしています!
クリーマ創業から、上場日当日までをダイジェスト映像に
その他にも様々なコンテンツで盛り上がり、会場内は終始あったかい雰囲気に。クライマックスは、クリーマ創業から今日までのダイジェスト映像です。クリーマの年次総会や、サービス10周年など、節目でみんなの心に残る映像を制作してくれるのが、コミュニケーションデザインDiv.の川越。今回も、想いをたっぷり込めた映像を作ってくれました。
初の試みとして、上場日当日の東証での打鐘シーンや、記者説明会の様子、そして上場パーティのみんなの笑顔までを映像に入れ込んだ、当日の撮って出しバージョンです!
今回、映像を制作するにあたり、これまでクリーマを支えてくださったクリエイターさんやVC(ベンチャーキャピタル)など様々な方にインタビューさせていただきました。そして、クリーマを創業したこの二人にも。
会社を創業するにあたり、週に何度も集まっては5時間くらい話し合っていたという、思い出の場所:横浜のホテルのラウンジで当時のことを振り返ってもらいました。印象的だったのは、社長が10年以上も前からずっと同じことを言い続けているということ。
「人を元気にできるような、愛のある事業をやる。」
「今まで見たことがないような、日本を代表する企業グループを目指す。」
ミッションやビジョンとして掲げ、社長が今もみんなの前で話していることが、10年以上も前に大橋に語っていたことと全く同じだということに、強い信念を感じました。
そんな二人のインタビューから始まる映像は、懐かしさと新しい気づきのあるもので、スクリーンを見るみんなの表情は真剣そのものでした。
社長からのメッセージ
そして最後は、社長から。
みんなへの感謝の想いとともに語られた、「クリーマの上場は、クリエイターの力、クリエイターの生み出す価値の大きさが証明され、社会的に評価されたということ。それが、何より嬉しいし、意味のあることだと思っている。」「目指す姿、大切にすること、クリーマの本質は何も変わらない」という言葉が印象的でした。
感謝の気持ちを込めて
上場という日を迎えるにあたり、様々な準備を通して実感したのは、クリーマは本当にたくさんの方々に支えていただき、今がある、ということです。クリエイターさんやユーザーさん、クリーマを支えてきた仲間たち、お取引先やVCの方々。皆さんからのあたたかい言葉に、嬉しくなる瞬間がたくさんありました。
これまで応援してくださった皆さんの気持ちに応えるためにも、「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアな世界をつくろう」という思いの実現に向けて、スタッフ一丸となって取り組んでまいります。
今後とも、クリーマをよろしくお願いいたします。