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神田万世橋で180人の作り手との出会い。「クリーマごえん市」開催中レポート

趣のある会場の雰囲気に映える、soyuraさんのアクセサリー

6月1日(月)から 6月28日(日)の4週に渡り、神田と秋葉原の間に位置する商業施設「マーチエキュート神田万世橋」にて、180人の作り手が出展するイベント「クリーマごえん市」を開催しています。

1期に約45名の作り手が出展し、1週間ごとに全て作品が入れ替わる仕組みで、訪れるたびに新たな出会いがある、ごえん市。

会場は神田川沿いにあり、趣があふれ、まるで美術館のように、ゆっくりとした時間が流れています。

 

今日は、まさに開催中のこの会場から、ごえん市の魅力や見どころをレポートしたいと思います。

画家・サトウタカヒトさんのライオンが、皆さんを出迎えます

「多くの素敵なご縁がありますように」の思いをこめた、ごえん市

1912年(明治45年)、中央線神田〜御茶ノ水間に誕生した万世橋駅。廃駅になり70年の時を経て、赤レンガ造りの商業施設「マーチエキュート神田万世橋」として、生まれ変わりました。


かつて、旧万世橋駅と神田界隈は、 文化人から大衆までが集い、人々が垣根を越えて分け隔てなく交流する場でした。 それぞれの文化感を持ち寄り、交換しながら、新しい文化やトレンドが生まれていったのです。

 

様々な人と物が出会い、文化や歴史が積み重なったこの場所で、ものづくりの魅力を伝えたい。そして、「多くの人と、作り手と作品との、素敵なご縁がありますように」という思いから名付けた「ごえん市」はスタートしました。

ゆったりとした空間が広がります
真鍮と刺繍の可愛らしさに目をうばわれる、plant pot.さんのアクセサリー

作り手が心をこめた、素敵な物語を感じる作品たち

まるで絵本の世界にいるような、心温まる陶器。「箱の中にはあなたの夢を詰めて」と教えてくれた、陶芸家のtokaさん。物語を感じる素敵な作品に、行き交う人も思わず立ち止まります。

動物がお好きなtokaさんは、動物モチーフに合わせたデザインにもこだわりが。箱の中はどんな絵が広がっているんだろう?と、全て開けたくなってしまいます。

1つ1つが異なるユニークさを持つ、tegamiさんの手作り時計。手に取ると、時計の細かい表情までがありありと見えてきます。文字盤、革ベルト、パーツもそれぞれ異なる組み合わせで、実に個性ゆたか。手描きのような数字にも、tegamiさんの遊びごころと、丁寧な手作りの温かみを感じます。

凛とした空気を作り出していたのは、Lehtiさんのガラスです。サンドブラスト加工で描かれた繊細な模様が美しく、ずらりと並んだらどんなに素敵な食卓だろうと想像がふくらみます。

「これはワインをいただきたいな。小さい容器には何を入れようかな?」と、人々の会話もはずむラインナップでした。

どこか懐かしさを感じるビンテージの生地を使った、布小物作家のKarate Galさん。お名前の由来を尋ねると、「作家活動を始めた時に、空手は出来ないけれど、カンフー映画の燃えよドラゴンに魅了されて、この名前にしたの」と、楽しそうに目を輝かせながら語ってくださいました。

会期中は、ミシンを使った作品の実演も披露していただきました。Karate Galさんの笑顔と優しさに包まれ、心もぽかぽかとなるひとときでした。

ひときわ目立っていたのが、秋山さんの陶の作品。人気の「タイヤキ」ペーパーウェイトは、本物と見間違えるほどのリアルさです。「おいしそうだね!」という会話も聞こえ、誰もが思わず手に取りたくなってしまうユニークさです。

作り手たちの制作風景を間近でみる機会がここに

期間中には、実際に作品を制作している風景を間近で見ていただきたいと、作り手に実演していただく機会も設けました。

第1期で出展されていたCLWさんは、こだわりのステッチの手縫い部分を披露して下さり、その手さばきには見入ってしまいます。

作り手と直接お話しながら、作品がだんだんと出来上がっていく、とても素敵な空間が広がっていました。

あなただけの一点物を作ってみませんか?

ごえん市では、気軽にものづくり体験もしていただきたいと、週末にワークショップを開催しています。

刺繍糸とガラスビーズのアクセサリー、手縫いのクラッチバッグ、お部屋に飾れるモビールなど、作り手のレクチャーを受けながら、さまざまな体験ができます。

作り手と会話をしながら作るひとときは、大人も子供も時間を忘れて夢中になるほどです。ぜひ、自分の手で作る楽しさも、体感してみて下さい。

神田川を照らす美しい夕陽を眺めて、くつろぐ時間を。

夕方になると、万世橋の上から、会場と神田川を照らす、美しい夕陽を眺めることも楽しみのひとつ。ゆったりとした時間の流れを感じながら、心安らぐひとときを過ごすのも良いですね。

ごえん市は、6月28日(日)まで開催しています。現在は第三期をスタートし、また趣の異なる個性ゆたかな作品が並んでいます。

ものづくりの魅力があふれるこの空間で、ぜひお気に入りの作品を見つけてみて下さいね。

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