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透け感が美しいオーガンジー。夏の装い華やぐおすすめ作品10選
7月も半ばを迎え、いよいよ夏気分が高まってまいりました。夏の装いの準備は済んでおりますでしょうか。
軽やかなリネンやナチュラルなラタン素材、涼し気なPVC(クリア)素材など、夏らしさを一層盛り上げる素材は多々ありますが、
今回ご紹介するのはオーガンジー素材。透け感・軽さのある素材で、今年の夏注目の素材のひとつでもあります。
オーガンジーの魅力や特徴、チュールとの違いや、オーガンジーを使用したおすすめのファッション・アクセサリー作品をご紹介します!
オーガンジーとはどんな生地?特徴と魅力
オーガンジーとは、いくつもの細い糸を使って仕上げた平織りものに、「擬麻加工(ぎまかこう)」という加工を施した生地のことを指します。擬麻加工とは、その名の通り、麻のような硬い感触と外観を与えるために施される加工のこと。この擬麻加工によって、薄地でありながらもハリと光沢感、透明感のある生地に仕上がるのです。
元々は、綿をベースにしたものが主流でしたが、今ではポリエステル・シルクなど様々な素材があり、ストールやバッグ、シュシュ、アクセサリーの生地としても人気です。
チュールとオーガンジーの違い
オーガンジーとよく似た素材に、チュール素材があります。どちらも透け感のある軽やかな素材として知られておりますが、実はれっきとした別素材。
チュールは、ナイロンやポリエステルといった合成繊維を使った細い糸を網目状に編んだもの。伸縮性や弾力性を生み出すために、織り目が六角形またはひし形のような形になっているのがチュールの特徴です。
オーガンジーはチュールのように網目状ではないので、これが見分けるための特徴の一つになります。
また、チュールは主にナイロンやポリエステルといった合成繊維を使用しているのに対し、オーガンジーはポリエステルやシルクといった天然繊維も含みます。
自宅でも簡単!オーガンジーのお手入れ方法
オーガンジーは基本的に水洗いが可能。オーガンジー特有の擬麻加工によってできたハリやコシも、水洗いによって失われることはありません。
また、水洗いができるものでもシワが残ってしまうこともあるので、特に気を付けたい場合は手洗いが安心です。できるだけ短めに脱水を行って、乾燥させるときは陰干しで乾かすとシワができにくいですよ。
※中には水洗いできないつくりのものもありますので、洗う前に必ずタグ表記を確認しましょう。
オーガンジーを使ったおすすめアクセサリー・バッグ・ファッション作品
オーガンジーのシアー感は夏にぴったり。コーディネートに華やぎと涼やかさを加えてくれます。
アクセサリーからバッグにワンピースまで、オーガンジーの魅力あふれる作品をご紹介します。
オーガンジー刺繍アクセサリー作家Your Vitaminさんの、どこか懐かしいクリームソーダを表現したアクセサリー。ビーズをしゅわしゅわの炭酸の泡に見立て、バニラアイスに真っ赤なさくらんぼも……!抽象的な表現なので、普段のコーディネートにもさりげなくさわやかに取り入れることができますよ。
あらゆる生地を裂いてまわり、自然に溶けこむ“咲き” 編みを生みだした咲き編みアーティストのchikoさん。こちらは紫陽花のようなやわらかなお色味のシュシュ。淡く優しい雰囲気のシュシュで、後ろ姿をさりげなく華やかに彩ってみましょう。
古くから伝わる「スモッキング刺繍」の技術でものづくりに取り組むSuicoduki(スイコヅキ)さん。瑠璃色のフリルと白のパールのコントラストが華やかで、身に着けるだけで気分が上がりそう! すずらん形のビーズにはマザーオブパール(真珠を生み出す貝の貝殻からできたシェルビーズ)を使用していたり、細かなところまでこだわった美しいアクセサリー。ハレの場にもぴったりです。
遊び心を忘れない大人の女性にぴったりのアクセサリーをコンセプトに制作しているaki.no.さん。上質なシルクオーガーンジー100%のカチューシャです。お花の刺繍とリボン型のデザインが繊細で可愛らしく、ブラックなのでどんなコーディネートにもあわせやすいのも嬉しいですね。
shinekirariさんのスズランをモチーフにしたイヤリング。お花から茎の部分まで、すべてオーガンジー生地で作られています。風に吹かれてふわっと優しく揺れる様子が目に浮かびますね。季節を問わずに長く使いたい、上品な存在感です。
独自の手法でオーガンジーを加工して手作りしたこだわりのアクセサリーを制作するkokoiroさんの、夏の夜に灯す線香花火のようなアクセサリー。オーガンジーに熱を加えて収縮させる手法で制作された、世界に一つだけの作品です。生地の質感や波打つような造形で、ながめているだけで癒されそう。
フランス語で「笑えば治る!」という意味のブランド名で活動されているQUI RIT GUÉRIT-キリゲリ-さん。オーガンジーで作られたシースルーなマルシェバッグはとっても涼し気。
花模様の刺繍と、フランス語で綴った「愛のレシピ」がユニーク! 気になるレシピの内容は、作品ページに和訳があるのでぜひ読んでみてください。
yayaさんの黒のオーガンジーを用いたトートバッグ。リボンの長さを調整することによって3way仕様で使用することが出来、手提げ、ショルダー、斜めがけとしても活躍! オーガンジーのつや感がフォーマルコーデにも合うため、結婚式や二次会などのパーティバッグとしてもおすすめです。
Rin.nさんのプリーツトートバッグは、プリーツと生地の光沢感の美しさに目を奪われます。ひもをきつく締めれば、コンパクトかつ引き締まった印象に。ひもを緩くすればシンプルな形のバッグに変身。その場の雰囲気やシチュエーションに合わせてスタイルを変えられるバッグです。
AZ-U ELEGANCEさんの透明感あふれるシャツブラウス。カフスと袖の切り替えに切り込みが入っているようにしていることで、手首がちらりと見えるモードなデザインに。アウターとして軽やかに羽織るのもおすすめです。
シアーな輝き。オーガンジーで夏コーデを涼し気に。
華やかな印象のあるオーガンジー素材。コーディネートの一部に取り入れるだけで夏らしく涼し気に、そしてシアーな輝きはフォーマルシーンでも活躍してくれること間違いなし。
透け感のある素材は、今年のファッションのトレンドでもあります。これから夏の装いを探す方や、いつものコーディネートに変化を付けたい方、ぜひオーガンジーを取り入れてみてくださいね。