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「今、私が会いたい人」泥くさくても、自分らしさをカタチにしたい - fabric artist/majam35 さん

「今、私が会いたい人」泥くさくても、自分らしさをカタチにしたい - fabric artist/majam35 さん

こんにちは、クリーマの政森です。

一人暮らしも2年を過ぎ、部屋には小物は増えいていくのに、なぜか殺風景。それもそのはずで、見渡せば部屋は真っ白な壁が大半を占めています。そこで、壁を飾るものを探しはじめたものの、自分のセンスはどうも信用できず、何かを飾るということに躊躇していました。

 

そんな時に、ふと、目に留まって購入したのが、majam35さんのファブリックパネルでした。フクロウの真っ赤なパネルはとってもインパクトがあるのですが、なぜか部屋に馴染む不思議な存在でした。

(実際のパネル)

このフクロウのファブリックパネルを飾ってからは、壁を彩ることが楽しくなりどんどんアイテムが増えています。今回は、そんな私の部屋に革命を起こしてくれた、fabric artist:majam35 佐護さんにインタビューする機会をいただき、アトリエにおじゃましてものづくりにかける想いやこだわりを伺ってきました。

泥臭くても不格好でも自分らしさを表現してみたい

ー ファブリックパネルの作品を作ってみよう、と思ったきっかけを教えてください

昔から個性豊かで様々な質感を楽しめるファブリック素材が好きで、お気に入りの生地を見つけてはクッションやターバンなどを作っていました。この大好きなファブリック素材を使い「アートを作ってみよう」と思ったのがきっかけです。

(実際アトリエにあったファブリック素材の一部)

音楽を聴いたり、読書をしたりして、ふと湧いてきたインスピレーションや想い、日常生活の一部を切り取ってカタチにしてみることにしました。不格好でも、ちょっと泥臭くても、自分らしい作品を作り、それを誰かが共感して手にしてくれたら嬉しいな、と。そんな気持ちだったので、想像以上にたくさんの方々が買い求めてくださり、こうやって政森さんのような購入くださった方とお話ができるなんて、本当にびっくりしています!

ー majam35さんのパネルには詩が添えられていますが、詩と作品はどちらが先ですか?

最初に詩があって、それにあわせて色彩はこうしたら面白いんじゃないか、と考えながら作っています。モチーフは、動物であったり植物であったり、普段の生活にあるものが多いですね。

ー 私の自宅にあるパネルには、ミミズの立場での詩でした。意表を突かれましたが、「確かにそうだよな」と

〜フクロウ〜
過剰すぎる 君の目は
明るい時は 閉じれば良い
君の中で君につながれた紐は
そろそろほどいたほうが良い

これから君の一部になるのだから
それぐらいは 言わせてよ

小さなミミズは言った

食べたフクロウ、食べられるミミズのどっちが悪いとか、どっちが可哀想ということはない、そういうことを感じて書いた詩でした。「生きるインテリア」があってもいいかなと思って。例えば、植物は夏に成長したり、水をやらないと枯れてしまうとか、そういう風に感じたことを切り取って思いのままにカタチにしています。

ファブリックパネル 小さな木

ファブリックパネル 椅子

(作品紹介文の詩にも注目してみてください)

ー 制作する上での「こだわり」があれば教えてください

素材感を大事にしています。普通にパッチワークしても平面的になってしまうので刺繍やモコモコした素材、レザー、時には針金なども使って組み合わせることで立体感をだしています。ファブリック素材はバリエーションが本当に豊かで、作っていて楽しいんです。お気に入りの生地を見つけると、「これで何を作ろう?」と考えてしまいます。根本は布が大好きなんですよね。

思いのままに自分の好きなものを作っていますが、偏りすぎてマニアックになりすぎないよう意識しています。独特すぎると家に飾るの難しくなってしまうので(笑)飾った時に、心が和らぐようなものにしたいなと思っています。
 

しろくま

ー 購入された方との、印象的なエピソードはありますか?

年配の方が、パネルを4枚ご購入くださったことがありました。その方から、作品をすごく理解していただいているメッセージをもらいました。ひとつは、老いていくことを考えた詩を添えた「煙草をふかす男」というものです。このパネルは、生きている間に価値ある作品を描けなかったと言われる 画家:フィンセント・ファン・ゴッホを献身的に支える弟:テオに生きるヒントを感じる、そんなことを思って作りました。

 

誰にも共感はしてもらえないと思っていた作品たちが、自分よりも経験を重ねている方から共感いただいたことがとても嬉しかったです。

煙草をふかす男

インタビューを終えて

majam35:佐護さんのお話を聞いていると、アートがとても身近に感じました。ファブリックパネルを通じて誰かと繋がっていく、そんな風にも思えました。インタビュー中「泥くさくても、自分らしさを」と何度もおっしゃっていた佐護さん。作品から感じる無骨さ、やさしさ、そして、なんとなく寄り添ってそこにいてくれている感じがやっぱり、佐護さんだから出せるものだなと思いました。

 

これからも色々なスタイルのファブリックパネルに挑戦したいとおっしゃるmajam35:佐護さん。今後の作品もとっても楽しみです!

(左:majam35 佐護さん、右:クリーマ 政森)

最後に

部屋に飾るものを探し求めていた私ですが、もちろん好きな絵画にも手を出しました。ただ、絵画などを壁に飾ろうとすると、額縁を用意することになります。この額縁が意外と曲者で、実際に購入しようと思うと、「自分の飾りたいものをはめてみることができない」「部屋の壁と大きさがあっているか、結局置いてみないとわからない」「重量のあるものも多いので、壁にちゃんと設置できるか不安」…

ピクチャーレールがあったので、そこに絵画を!と思いましたが、実際飾ろうとすると、中心や高さを思い通りにするのに本当に苦労しました。小さな額縁でも、やっぱり重くて大変でした。結局その時は、絵画を飾ることを諦めてしまいました。

 

その後に出会ったのが、ファブリックアートパネルでした。額縁を用意しなくてもそのまま飾ることができ、とっても軽いので画鋲でも飾り付けられます。majam35さんの作品が届いた時、あまりの軽さにびっくりしました。

 

何より、「ファブリック」という素材は、白い壁はもちろん、コンクリートにも、レンガにも、どんな壁にも馴染みやすいのです!そのパネルが派手な色やデザインであっても、素材が「布」であることで、柔らかい雰囲気になり馴染みます。実際に私の部屋は、シンプルで何もありませんが、赤いパネルが主張しすぎていることもなくとてもいい感じに映えています。

美術館で作品を鑑賞するのとは違って自分で買った作品は、部屋にあることで日常の1コマになり、ふと目にした時に、ホッとしたり、何かいいアイデアが浮かんだり、生活に溶け込んでいく不思議さがあります。自分の部屋の壁に何か飾りたい、と思っている方はぜひ、ファブリックアートパネルからはじめてみてください。きっと新しい世界が見えてくると思います。

majam35さんのギャラリー

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