〈メルマガエッセイ #21〉"気になる"に寄り道。「切り取るあの一瞬。小さな猫のオブジェ」

このエッセイでは、いま編集部が“気になる”作品にフォーカスを当て、編集部目線でその魅力をお伝えする「“気になる”に寄り道。」シリーズをお送りしていきます。このエッセイをきっかけに、みなさんにもちょっとした “寄り道” を楽しんでいただけると嬉しいです。

今回は、絵画や立体作品を手掛ける深尾竜騎さんの「猫のオブジェ」の魅力に迫ります。

一緒に、優しさと温かみあふれる小さな猫たちの世界に寄り道しましょう。

2月22日は猫の日。「222」が「ニャンニャンニャン」と猫の鳴き声に近いことから、語呂合わせで制定された記念日だそうです。

Creemaでも猫特集が公開されたり、SNS上でも話題になったりと、一年でいちばん猫たちに注目が集まる日でもあります。

そんなちょっぴり特別な日にご紹介したいのが、こちらの愛らしい小さな猫たち。

気持ちよさそうにぐーっと伸びをする子、飼い主に甘えているのか無防備にひっくり返っている子、目を輝かせた凛々しい表情の子……

猫は自由きままでマイペース、なんてよく聞きますが、まさにその言葉通り思い思いのポーズでくつろいでいます。

猫たちの暮らしの一コマを切り取ったかのような、のびのびとした姿。よく見ると色や柄、表情まで一匹一匹個性豊か。

眺めているだけで思わずふふっと笑みがこぼれてしまう愛らしさが溢れています。

なんだか、ゴロゴロと喉を鳴らす音さえ聞こえてきそう。

たくさんの猫ちゃんのなかで特に私が惹かれたのは、この作品。二匹の猫が抱き合いながら、幸せそうにすやすや眠っています。

この子たちは兄弟かな？ それとも親子だろうか ——そんなふうに想像を膨らませるのもまた楽しい時間です。

昨年、実家で姉妹猫を保護した私。こんなふうに二匹で仲良く身体を寄せあっていたな…… と、まるでその二匹を見ているようで胸がじーんと熱くなりました。

この猫たちのオブジェは、どの子も世界で一匹だけ。色や柄、表情やポーズまで、この世に二つとして存在しない、一点物なんです。ぜひ、あなただけのお気に入りの猫ちゃんを探してみてくださいね。

猫といえば、何と言ってもぷくぷくの肉球。猫好きさんにはたまらない、大きな魅力ですよね。

すやすやお休み中の猫さんをお借りして、そっと肉球を見せてもらいました。

ちょこんと小さい手に丁寧に絵付けされたピンク色の肉球、なんて可愛いんでしょう……

もともとイラストレーターをされている深尾さん。猫と暮らすようになったことからすっかり猫好きになり、絵を描く傍らで立体作品も制作されてきたそう。

深尾さんが手掛けた猫たちを見ているとなんだかじんわり心が温まるのは、絶妙な表情やポーズから、猫を大切に想う気持ちや愛情を感じるからでしょうか。

あなただけの一点物の猫ちゃんが、毎日の暮らしを彩ってくれますように。

——そろそろ寄り道の時間もおしまいのようです。

どうぞ次回もお楽しみに。

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