自分だけの宝物に育てよう。シンプルな佇まいが魅力の「ヌメ革」作品10選

こんにちは。クリーマ編集部の緑川です。

使えば使うほど、味わい深く馴染んでくれる革・レザーのアイテム。財布やバッグ、靴など、きっとみなさんが毎日使っている物の中にも一つはあるのではないでしょうか。

今回は、その自然な風合いから革の中の革とも称される「ヌメ革」の特徴とともに、この革素材を用いハンドメイドで作られた品を10点みなさんにご紹介します。

動物の皮は、硬く伸びにくいため、そのままでは製品として加工することは難しい素材。私たちが普段使っている革は、そんな皮を「なめし」という加工作業を行い、柔らかくて扱いやすく変化させたものなんです。

なめし方には大きく分けて、植物の渋に含まれるタンニンを用いた「タンニンなめし」と薬品を用いた「クロムなめし」の２種類があります。ヌメ革は、タンニンなめしされた染色や塗装が施されていない素の状態の革を指します。

タンニンなめしは、昔ながらの方法で時間と手間がかかるため、コストが高くなってしまうものの、廃棄した後に土に還るなど自然に優しい点から近年再注目されています。

タンニンなめしは、じっくりと長い時間をかけて行われます。そのため、ヌメ革は他の革に比べて革の繊維がぎゅっと詰まっているのが特徴。最初は、ごわごわとした硬さを感じる場合もありますが、少しずつほぐれて、柔らかくもちっとした質感に変化していきます。

ヌメ革の表面はコーティングされていません。そのため、手の油がついたり、太陽の光を浴びることで、最初は肌色だった革が少しずつ飴色へと変化していきます。そんな経年変化（エイジング）を楽しめるのもヌメ革が多くの方に愛される所以です。

そぞのぼさんのレザークラッチバッグ。

クラッチバッグというと、かっちりとした大人のアイテムという印象もありますが、ヌメ革を用いることで柔らかく、ふんわりとした雰囲気に仕上げています。男性だけでなく、女性にもお使いいただきたい作品です。

ミシンを使わず、まるで折り紙を折る様にして作られる style&thingsさんのバッグ。

縫製を一切せず留め具のみで仕上げることで、革本来の質感をより引き立てます。取っ手を付け替える事で、ハンドバッグとショルダーバッグになる２way仕様で、様々なシーンでお使いいただけます。

ヌメ革の裏の部分「床革」を使用した24Dさんのトートバッグ。

銀面がなく、すこし起毛感のある素材感が素朴な印象をあたえてくれます。A4サイズがぴったり収まる、使いやすいサイズ感です。

shiroshikaさんの長財布は、生成りの本ヌメ革に型押しされたカスミソウ模様が特徴的。

なんとこの模様、外側だけでなく内側にも。一見シンプルながら遊び心を感じさせます。深い海の色をイメージした濃藍色を用いた内生地も、よいアクセントになっていますね。

まずご紹介するのは、micさんのマルチウォレット。

表面にグレージングと呼ばれるメノウによる摩擦加工を施すことで、滑らかな手触りに。見た目にも特徴的なジャバラ式カード入れは、なんと24枚も収納可能。たくさんカードを持ち歩きたいあなたにぴったりです。

くしゅくしゅっと、まるで小籠包のような見た目の小銭入れは、MrFoxさんの作品。

最初は硬いですが、使い込んで行くと柔らかく革がほぐれ、最初とはまた違った印象を与えてくれるはず。リング付きなので、バッグのアクセサリーとして、またアクセサリーケースとしてもご利用いただけますよ。

スタッズとリボンが付いた可愛いらしいROYAL ATTRIBUTEさんのスマホケース
 

上質なヌメ革をハンドメイドでひと針ひと針丁寧に縫製することで、丈夫な仕上がりに。毎日使用するスマートフォンだからこそ、カバーやケースには長く使えるものを選びたいですね。

続いてご紹介するのは、Kasyさんの名刺入れ。

一見シンプルな名刺入れですが、実は形に秘密が。裏面が手前に傾いているため、いただいた名刺を裏ポケットに挟むことで、見える形で置いておくことが可能です。場所を取らず、スマートに相手のお名前を確認することができますよ。

上質なレザーを用いた Philosophii Leathersさんの手帳カバー。

シンプルなデザインながら、内装まで丁寧に作り込み、上質な仕上がりに。表紙を差し込むポケットの内側の裏地やペンホルダーなど、機能面でも使いやすさへのこだわりが感じられます。

毎年、手帳を変える度に少しずつ飴色に育っていく…そんな使い方ができるのもヌメ革の魅力です。

最後にご紹介するのは、LANSUI DESIGNさんのシンプルなヌメ革のベルト。

バックルには真鍮を用いることで、レザー共に使えば使うほど「経年変化」を楽しんでいただける作品です。名入れ刻印も可能なので、友人や家族への贈り物にもぴったりですよ。

今回のヌメ革作品の特集は、いかがでしたでしょうか。

お手入れを欠かさず、飴色に育てあげた作品はきっとあなたの宝物になるはず。Creemaの500万点を超える作品から、ぜひあなたのお気に入りを見つけてみてくださいね。

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