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初心者でも◎プロ作家に聞く、アイシングクッキー基本の作り方&デザインのコツ
カラフルな色と凝ったデザインが可愛いアイシングクッキー。プチギフトとしても大人気で、「自分で作ってみたい!」と思ったことはありませんか?
私自身、オリジナルのデザインで手作りしてみたいと何度も試みましたが、調べてみるとなにやら複雑そうな作り方に「初心者の私には無理!」とあきらめること数知れず……。
でも、自宅で過ごす時間が増えた今こそ、新しいこと・楽しいことに挑戦したい!
そんな思いで今回、アーティストとして活動されながらアイシングクッキー専門店を手掛けるSHONPYさんに、アイシングクッキーの基本の作り方やコツを教えていただきました!
創業10年目を迎えるアイシングクッキー専門店。デザインオーダーもご相談可能で、おもわず写真に収めたくなる可愛らしいデザインが魅力的です。オーナーのしょんぴぃさんは、イラストデザインを手掛けるアーティストとしても活動されています。今回は、こちらのキットを使用してアイシングクッキー作りに挑戦してみました!
一般的な材料・道具、作る手順についても丁寧にご解説いただきましたので、ぜひご自宅でお楽しみください。
基本の材料と道具
さっそくアイシングクッキー作りに入る前に、まずは基本の材料と道具をご紹介します。
SHONPYさんのキットを使用される場合は、卵白のみご用意いただければOKです!
●アイシングクッキー作りの材料と道具
・土台になるクッキー 5~7枚
・卵白 1個(サイズL)
・粉砂糖 200g
※アイシングの固さの調整用に、これと別に50gあると安心!
・アイシングカラー or 食紅
※食紅は水で溶いてから使います
・ボウル 1個
・へら 1本
・清潔な布巾 or キッチンペーパー
・バターナイフ 使いたい色数分
※スプーンのように凹面がなければアイスの棒などでもOK
・コルネ(絞り袋) 使いたい色数分
・アイシングを入れておく容器 使いたい色数分
※お椀状のものがおすすめ
アイシングクッキーに挑戦! 基本の作り方とコツ
それではさっそく、アイシングクッキーを作っていきましょう。SHONPYさんに教えてもらった手順に沿って進めていきます。
1、ボウルに粉砂糖200gと卵白を入れ、へらでさっくりとかき混ぜます。最初は混ざりにくくポロポロとしますが、粉っぽさと透明感がなくなるまで混ぜます。
★ポイント
今回は、前面が白いアイシングでコーティングされたクッキーを使用しています。お好みの色で土台を塗るところから始める場合、上記で作ったアイシングを少量別の容器にうつし、少しずつ水を追加して、塗りやすいゆるさに溶きましょう。あまりにゆるいと綺麗に固まらなくなるので要注意! ベースはしっかり中まで乾かす必要があるので、6時間は乾かすようにしましょう。フタ付きの容器に入れ、直射日光の当たらない平らな場所に置きます。
また、アイシングがゆるくなりすぎたら粉砂糖を追加して固さを調整しましょう。
2、1で作ったアイシングを、作りたい色の数の容器に小分けにします。ほどよく深さのある容器がおすすめです。
3、アイシングに色を混ぜていきます。ほんの少しで色がしっかり着くので、容器のへりなどにちょこんと色を垂らしてへらで混ぜましょう。数色混ぜて自分好みの色を作るのも楽しいですよ。
※作り終えたアイシングクリームの容器には、濡れた清潔なふきん・キッチンペーパーなどをふんわり被せ、乾燥しないようにしましょう。一度乾いてしまうと元には戻りません!
★SHONPYさん直伝! 色の作り方アドバイス
アイシングカラーや食紅を使って色を作るのは楽しいけど、実際に組み合わせを一つひとつ試すのには限界があります。そこで今回はSHONPYさんに、主要な色の作り方を教えていただきました! ぜひ参考にしてみてくださいね。少しずつ比率を調整すると、色の濃さが変わりますよ。
※色の後ろの数字は比率を表しています
ピンク1:青1=紫
ピンク1:黄1=オレンジ
青1:黄1=緑
青1:ピンク2=明るめの紫
青2:黄1=ターコイズ
※ピンクを赤に置き換えると、少しくすみ感を出せます
4、へらを使って、作ったアイシングをコルネに詰めます。へらからするすると落ちるようでは少しゆるいので、粉砂糖を追加して固さを調整しましょう。
5、コルネの先端を、1mm程度切ります。切りすぎるとアイシングが一気に出てしまうので、慎重に。
6、コルネが完成! クッキーをデコレーションしましょう!
★ポイント
アイシングクリームで線を引く際のポイントをいくつかご紹介します。
・直線を描くときは、コルネを鉛筆のように少し斜めに持ち、コルネの先端をしっかりクッキーに付けて書き始めます。アイシングクリームが出たらコルネを軽く浮かせると綺麗な線を描きやすいです
・曲線を描くときは、カーブに差し掛かったときにコルネを少し縦にして持って先端を動かすを、曲線が書きやすいです
・力を入れすぎると玉状になってしまうので、アイシングクリームが出たら糸をひくようにして描きます
初めての手作りアイシングクッキー、完成!
わーい! 後片付けをしながら、乾燥するのを待ちます。今回のように、すでにベースが塗られている場合は約1時間で表面に描いたアイシングクリームが乾燥します。フタのついた容器に入れ、直射日光の当たらない平らな場所に置きましょう。
アイシングに挑戦して、夢中になれる時間を過ごしてみませんか?
作り終えてみると、不器用な私でも楽しめるデザインも多く、夢中になっているうちに時間が経っていて驚きました。もちろんプロのクオリティにはかないませんが、気軽に「ものづくり」の楽しさを味わえるのは、キットならではの醍醐味だと思いました。
※今回使用したアイシングクッキーのキットはこちらです! なかなか手に入れづらいアイシングカラーや、混ぜるための棒もセットになっているので、初心者さんはキットを使うのがおすすめ。届いた瞬間から始められます!
ちなみに、準備から片付けまで終えて2時間弱。今回はシンプルなデザインでしたが、次回は家族や友人と一緒に、複雑なデザインにも挑戦してみたいです。絶対に盛り上がるはず。
アーティストとしてイラストデザインも手掛けるSHONPYさんの作品は、どれも目がくぎづけになる可愛らしさ。ぜひギャラリーページに訪問してみてくださいね。