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美味しい!で乗り切る夏。夏バテを防ぐ「暑気払い」のすすめ
猛暑の季節。よく耳にするのが「暑気払い」。宴会などの場面で耳にしたことのある方もいるかもしれませんが、実は宴会・飲み会だけではなく、様々な方法の暑さ対策全般を指す言葉です。
夏を快適に過ごしたり、夏バテを避けるには、暑気払いを意識することが重要です。今回は、暑気払いや夏バテについて、また、暑気払いにおすすめの食べ物や飲み物もご紹介します。
これからの夏を、楽しく快適に過ごすヒントを見つけて頂ければ幸いです。
飲み会だけじゃない!「暑気払い」とはどんな意味?
暑気払い(しょきばらい)とは、体を冷やす効果のある食べ物や、漢方や薬などによって体に溜まった熱を取り除こうとすることです。暑気払いの時の飲み物は、清涼飲料水やビールなどが思い浮かびがちですが、昔はビワや桃の葉を煎じた薬湯を飲み、漢方の視点から体の熱を取り除くようにしていました。みりんの中に焼酎を少量加えた「本直し」も好まれ、これを飲んで暑気払いをしていたとも言われています。
暑気払いの時期は、6月も梅雨明けから9月中旬ごろまでとするのが一般的です。
なぜ夏バテするの?夏バテのメカニズムと対策
夏になると多くの方が苦しむのが「夏バテ」。なぜ暑い季節になると体がだるくなるのでしょうか。
気温が上がると人間は体温の上昇を抑えるため、汗を出して放熱します。汗をかき続けると、血液が濃縮されドロドロの状態になってしまい、血のめぐりが悪くなります。その結果、筋肉に疲労物質である「乳酸」がたまり、身体がだるくなってしまう……というのが夏バテの理由の一つです。汗をかいたら、こまめな水分補給を心がけましょう!
また、暑さによって睡眠の質が落ちてしまったり、運動不足になってしまうのも原因の一つ。睡眠や運動が不足すると自律神経が乱れ、疲れが蓄積していくことで夏バテが起こるそうです。暑くて寝苦しい夜に、睡眠を充実させるためのナイトルーティーンについて紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。
さらに暑いと食欲が落ちてしまい、栄養を摂り損ねてしまうのにも注意が必要です。夏バテに効果的な食材は暑くても食べやすいものが多いのでしっかりと食べるよう心がけましょう。夏バテ対策には、下記の食材がおすすめです。
梅干し、レモン:疲労物質を分解してくれるクエン酸などが含まれる
枝豆などの大豆製品:たんぱく質が豊富
豚肉、レバー、うなぎ:糖質や脂質の分解を助けるビタミンBが豊富に含まれる
唐辛子、にんにく:食欲を促してくれる。発汗作用も期待できる
暑気払いにぴったりな食べ物や飲み物
他にも、暑気払いには体を冷やす食材が良いとされ、夏が旬のスイカやキュウリ、ゴーヤなどの野菜を食べるのは、夏バテ対策としても理にかなっているようです。特にスイカやキュウリは、利尿作用で余分な水分を出しながら体の熱を下げてくれますし、ゴーヤはビタミンCが豊富で夏バテ防止にぴったりです。
6から7月に収穫される麦も、夏の体調管理には欠かせない食材です。麦を使っている夏の風物詩といえば、冷や麦やそうめん。昔から、麦は体を冷やす効果があると言われており、麦を使ったビールはまさに暑気払いにぴったりな飲みものなんです。
また、江戸時代には甘酒を暑気払いに飲む習慣もありました。甘酒には体に吸収されやすいブドウ糖やオリゴ糖、ビタミンB群、アミノ酸などが含まれていて、「飲む点滴」とも言われています。最近では、水分補給と栄養補給を同時に行える飲みものとして注目されているので、暑気払いにおすすめの飲みものです。
ただ、暑気払いを意識しすぎて冷たい飲みものばかりとっていると、血行が悪くなったり、胃腸が弱ってしまうそうです。また冷房の効いた室内に長くいることも、体の冷えにつながります。
ぽかぽかじんわりと体を温めてくれる生姜を使った飲み物や、温いお茶などを定期的に飲むのも良いそうです。
最後に外せないのは、かき氷。見た目も楽しくテンションの上がるかき氷は、暑くてだるくなってしまった体と心をシャキッとさせてくれます。気持ちを切り替えたい時のかき氷、おすすめです。
暑い季節だからこそ食べたい・飲みたいおすすめフード
夏になると恋しくなるそうめんや冷や麦、ビールなどは、暑気払いにも良いものだったようです。ひんやりしたものを摂るだけでなく、時には栄養価の高いものや温かいものも取り入れてみるのも良いアイデア。上手な食生活で、夏を過ごしたいですね。
おうちで夏を乗り切るための、お取り寄せしたいフード・飲み物を一挙ご紹介します!
これからの暑い季節にぴったりなこちらのそうめん。健康食品として改良・研究された食用炭「ヘルシーチャコール」を生地に混ぜ込んでいて、のど越しの良い仕上がりとなっています。お中元にもおすすめです。
暑い季節のお菓子には、すっきりさもあると嬉しいですよね。こちらの江ノ電が見えるカフェ パンセさんのタルトは見た目も味わいも爽やかで、夏にぴったり。上はミントのジュレとライムのジュレがミックスしたゼリー、中間はモヒートのゼリー、下は少量のヨーグルトが混ざったレアチーズの3層構造で、さっぱりした口当たり。おやつに食べるのもよし、ホームパーティにもよし、色々な場面で楽しく食べられそうなタルトです。
夏といえば梅。梅は万能薬と言われるように、クエン酸などの有機酸が豊富で疲労回復や老化防止などの効果が期待できます。mama福〜ママフク〜さんの、梅を使った酵素シロップは、消化吸収しやすく、体に優しくマイルドな味わいとなっています。炭酸割りや豆乳割りだけでなく、紅茶やヨーグルトに入れたり、かき氷にかけたりするのも◎ 特に夏場は自家製のスポーツドリンクに入れて飲むと、エネルギーとして体内に素早く吸収できる効果も期待できます。
漢方養成指導士吉饗kikkyoさんのお菓子です。漢方レモン、漢方レモン生姜飴、漢方棗生姜飴がセットとなっています。爽やかさを感じさせるレモンだけでなく、滋養強壮効果のある生姜も入っているのがポイント。夏は暑さで体力を奪われがちですが、少しずつつまんで栄養を摂れる嬉しい一品です。
古町糀製造所の糀のノンアルコール玄米甘酒 ■瓶詰め【細挽き玄米と糀の美味しいあまざけ】500ml■おまとめ6本セット
水分と栄養を同時に摂れる「飲む点滴」として、江戸時代には夏バテ防止、暑気払いにと庶民に愛された甘酒。古町糀製造所さんのこちらの甘酒は、丁寧に製粉した玄米粉を原料に使っていて、従来の玄米甘酒には見られない非常に滑らかな口あたりとなっています。玄米の栄養素も余すところなく含まれていていて、健康滋養にもおすすめ。ストレートでも、牛乳や豆乳と割っても楽しめる作品です。
群馬県産有機黒大豆と有機大麦に、ポリフェノールが豊富なオリーブの葉をブレンドしたこちらの和ブレンドティーは、渋川飯塚ファームさんの作品です。オリーブの葉自体は中国の杜仲茶に似た風味ですが、黒大豆や麦がベースのお茶なのでクセはなく、香ばしく飲みやすいです。アイスでも飲めますが、何かと冷たいものばかり飲みがちな夏には、温かいお茶を飲むのも健康のために効果的。色々な飲み方で楽しめるデイリーなお茶として重宝しそうです。
みなさんは、「冷やしあめ」をご存知ですか?京都や大阪を中心として、暑気払いとして飲まれる生姜と水飴で作るジュースで、すっきりとした甘さと、ピリリと効いた生姜が特徴的。京都の飴工房 岩井製菓さんの「ひやしあめの素」は、飴炊きに用いる本地釜を使用し、手間隙かけて丁寧に作られている作品です。冷や水に溶かせば冷やしあめとして飲めますし、料理の隠し味などとしても使える便利な一品。
夏のビールはやっぱり格別。KAMIYAMA BEERさんのこちらの作品は、トロピカルアメリカンホップに、ブルワリーの庭で採れたすだちジュースが加わることで生まれた香りと芳醇な苦味が印象的な「DAYDREAMER」、ピルスナーモルト、小麦モルトそして神山産の生小麦を使用した「SHIWASHIWA ALE」、ドイツピルスナーモルトとアメリカンホップの組み合わせによるほのかな苦味と爽やかな飲み心地がたまらない「BARLEY MOON 」の3本セットとなっています。パッケージも可愛らしく爽やかに夏を感じられそうです。
梅、炭酸、はちみつというユニークな組み合わせでできているこちらのサイダーはplumselectさんの作品です。梅の香りと炭酸、はちみつのほのかな甘味で爽快感たっぷり。汗とともに失われやすいミネラルや、疲労回復効果のあるクエン酸がたくさん入っているので夏バテ防止にも◎。このサイダーで暑い夏を乗り切りましょう!
美味しいものを食べて飲んで、上手に夏を楽しもう
暑い暑いと言っているといつの間にか終わってしまいがちな夏ですが、それではなんだか勿体ない気がしませんか?
美味しいものと一緒に、夏らしい暑さも楽しめると嬉しいですよね。Creemaには夏にぴったりな美味しいもの、ひんやり感を楽しめるものが幅広く揃っています。のどごしがたまらないビールを飲んだり、風味豊かなそうめんを食べたり、時には梅を使ったサイダーなどで滋養をつけつつ、夏の気分をあげていきましょう!
皆さんも夏の暑さに負けないために、美味しいもので暑気払いしてみてはいかがでしょうか?