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お茶の香りを楽しむ「茶香炉」とは?使い方・選び方とおすすめ8選

お茶の香りを楽しむ「茶香炉」とは?使い方・選び方とおすすめ8選

アロマテラピーやルームフレグランスなど、香りを楽しむ暮らしが日常のワンシーンとして定着してきています。

そんななか、Creemaが今おすすめしたいのは茶香炉(ちゃこうろ)。その名前の通り、お茶を焚いて香りを楽しむ香炉です。アロマや精油ではなく身近な茶葉を使えるのが魅力で、自然な香りを楽しみたい人たちから人気を集めているアイテムです。一体どうやって使い、楽しむのでしょうか。

今回はそんな茶香炉の特徴や種類、魅力、使い方や選び方のほか、おすすめの茶葉や茶香炉作品などをご紹介します!

目次

● 茶香炉ってどんなアイテム?

● 茶香炉の香りにはリラックス効果や消臭効果も

● アロマポットとの違いは?

● 茶香炉の素材はどんなものがあるの?

 1. 陶器・磁器

 2. ガラス

● 茶香炉の選び方。タイプは電気とキャンドル式の2つ

● 茶香炉の使い方や使用時間、注意点

 − 手順

 − 注意点

● 茶香炉のエコな使い方。出がらしのお茶は使える? 燻したお茶は飲める?

● お茶はどんな種類がいいの?

 − 緑茶(茎茶)

 − ほうじ茶

 − ブレンドティーやハーブティーも

 − コーヒー豆も使える

● Creemaでみつけた、おすすめの茶香炉8選

● 飲んでも、香りを楽しんでも。お茶の魅力が広がる茶香炉

茶香炉ってどんなアイテム?

▲ ランプで燻したお茶のやわらかな香りは、自然な心地良さです。

「茶香炉」とは、お茶の葉に熱を加えて、ほのかにただよう香りを楽しむことができる香炉です。香炉は上部に受け皿があり、そこに茶葉を乗せて使います。

下部からキャンドルや電球などを使用して熱を加え、茶葉を燻すことで、香ばしくやわらかな香りが立ちのぼってくる仕組み。部屋中に広がる香りは、癒しの時間を演出してくれます。

茶香炉の香りにはリラックス効果や消臭効果も

▲ 漏れ出る灯りを楽しむキャンドルホルダーとしても美しい茶香炉は、インテリアとしても◎

茶香炉で炊くお茶の香りには、リラックスする効果があるといわれています。天然のアイテムである茶葉を燻した香りは、人工的な香りが苦手な人にもおすすめ。

また、お茶を使った香りには、消臭効果も。部屋の空気が気になる方や、芳香剤の香りが苦手な方からも好評です!

アロマポットとの違いは?

▲ 茶香炉はアロマランプと併用できることも。茶葉の容量や火力に注意が必要です。

受け皿にアロマや精油を垂らして熱し、揮発させることで香りを楽しむアロマポットに対し、茶香炉は茶葉を乗せて燻しながら香りを楽しむのが大きな違いです。

茶香炉の歴史は意外と新しく、最初に誕生したのは1997年。愛知県半田市に本社のある陶器メーカーがアロマポットからヒントを得て、茶香炉をつくったそう。

▲ 陶器製のアロマランプからヒントを得てつくられました。

その商品は、2001年に全国地場産業優秀技術・製品表彰で「中小企業庁長官賞(地場産大賞)」を受賞しました。それから全国的にも茶香炉が増えていったのだとか。

こうやって歴史を見てみると、茶香炉は「和」のアロマポットともいえそうですね。

茶香炉の素材はどんなものがあるの?

1. 陶器・磁器

▲ 陶器製の茶香炉。重厚かつあたたかみのある質感は、器好きの人からも人気です。

茶香炉の素材は、その始まりが陶器メーカーだったこともあり、陶器の作品がもっともポピュラーです。有田焼や常滑焼など、有名な焼き物の産地でも展開し始めており、陶器作品のひとつとして楽しむことができるのも茶香炉の魅力です。

2. ガラス

▲ シースルーのボディからほのかにただよう光が美しいですね。

また、ガラス製の作品もおすすめです。クリアな茶香炉のボディからは、茶葉を燻す際の炎がはっきりと見え、まるで茶香炉自体がキャンドルそのもののよう。間接照明として楽しむときにはおすすめです。

茶香炉の選び方。タイプは電気とキャンドル式の2つ

茶香炉には「キャンドル式」と「電気式」があります。キャンドル式、電気式ともに使い方はほとんど同じ。火を使った熱源か、電気を使用した熱源かという違いだけです。

▲ キャンドル式の茶香炉

最もポピュラーなキャンドル式の茶香炉は、アロマポットのように、直火で時間をかけてじっくり茶葉をあぶります。ゆらゆらと揺れる炎をじっくり観察しながら時間を味わいたい方、間接照明として楽しみたいという方にもおすすめ!

一方、電気式の茶香炉は、電気の熱で茶葉を温めます。いちばんのメリットは、火災の心配がなく安全だということです。電源はコンセントで引いてくるので、キャンドル式より安全です。

茶香炉の使い方や使用時間、注意点

手順

1. 風のない平らな場所に茶香炉を設置し、大さじ1程度の茶葉を受け皿に乗せます。

2. 火をつけて香りがするまで5分〜10分待ちます。

3. ときどき匙などを使って茶葉を軽く混ぜると焦げずに長く楽しめます。

  ※ 皿の上にアルミホイルを敷き、その上に茶葉を置くと茶葉が焦げづらくなります。
  ※ 大さじ1の茶葉でおよそ1時間ほどが使用時間の目安です。

注意点

火を使っているため、誤って倒したり、火を消し忘れると、火災の原因にも。必ず風のない平らな場所で使用し、小さなお子さんやペットなどがいる方は使用の際に注意が必要です。

茶香炉のエコな使い方。出がらしのお茶は使える? 燻したお茶は飲める?

▲ 淹れたお茶を再利用して、香りを楽しむ。お茶を最大限に活用する。

茶香炉で燻した茶葉は、香りを楽しんだ後にほうじ茶として味わうこともできます。香りを楽しんでお茶として味わい、そして土に還していく。とてもエコですよね。

 

また、新しい茶葉だけではなく、出がらしの茶葉も茶香炉では使えるのです。

抽出後の茶葉は、天日干しや電子レンジで温めて水分を飛ばすなど、一度しっかり乾燥させます。その後、新茶と同じように茶香炉で燻すと香りが楽しめます。

 

新しい茶葉は香炉で使用後はお茶として、お茶として使用した出がらしは茶香炉の茶葉として。楽しみ尽くすことができる茶香炉は環境にやさしいアイテムですね。

お茶はどんな種類がいいの?

茶香炉では主に緑茶の茶葉を利用するのが一般的ですが、ご自宅にあるハーブティー、中国茶、紅茶などでも大丈夫!

茶葉を長持ちさせたい、香りを楽しみたい方には、熱を加えても焦げにくい「茎茶」がおすすめです。茎茶とは新芽の茎部分を抽出したお茶で、さわやかな香りと甘みが特徴です。手頃な価格で買える点が魅力で、最近は茶香炉専用茶葉を販売していることも。ぜひ探してみてくださいね。

緑茶(茎茶)

▲ 茶香炉におすすめの茎茶は、手軽な値段で手に入れることができます。

ほうじ茶

▲ ほっとする香りが楽しめるほうじ茶もおすすめです。

ブレンドティーやハーブティーも

▲ 気分や体調に合わせて、ブレンドティーやハーブティーも。
▲ 最近は茶香炉専用のブレンドティーも増えてきています!

コーヒー豆も使える

また、お茶以外にもコーヒーを使用することができますよ。ご自宅に茶葉が日本茶がない場合は、コーヒー豆でもぜひ試してみてくださいね。焙煎所のような香りがご自宅で楽しめるかも!

Creemaでみつけた、おすすめの茶香炉8選

家のアロマポット/レンガ

陶工・森の種陶工所さんが制作する茶香炉としても使えるアロマポットは、煙突や窓、階段など、丁寧に表現されたお家の形が特徴的です。
屋根の蓋を開けて火をつけると、煙突と出窓、瓦から香りが立ちのぼります。お部屋を暗くして使えば、お家の窓と玄関に明かりが灯ります。

香炉 茶白猫

茶白猫がモチーフの陶器の香炉は、陶芸家・つぐみ製陶所さんの作品。冠を被った茶白猫が可愛らしく口を開けていて、そこから香りが広がります。

アロマ&茶香炉(煙突おうち)- タイプC(シロ)

使わないときはオブジェとしてもお部屋をほっこりと演出してくれるトロッピカル窯さんの茶香炉は、ほかにもいろいろな形や色のお家デザインが揃っているのでぜひ見ていただきたい作品。
屋根の蓋に直接茶葉を置ける仕様になっているので、茶葉を混ぜたり入れ替えたりするのも気軽に簡単にできます。

木の葉のアロマポット・茶香炉

木の葉模様がどんなスタイルのお部屋にも馴染みそうな彩炎陶房Mさんの陶器のアロマポット・茶香炉は、上皿が2種類ついており、アロマとお茶どちらも気軽に入れ替えられるようになっています。
釉薬の掛け方を工夫することで、陶器の素地を一部見せる柄のつくりになっているのが特徴的。陶器の素朴な質感が楽しめます。

花紋アロマポット・茶香炉

シックで上品でありつつ、デザイン性のある茶香炉を目指してつくられたという茶香炉。
赤土に花形の模様を白化粧土で象嵌し、ラテックスで黒釉を丸く抜くことで、釉薬の黒・土の茶・花紋の白のコントラストが強調されています。

鳥茶香炉【アロマポット】【茶香炉】

上皿にお茶の葉を置くと、鳥の巣のように見える陶芸作家・keronさんの「鳥茶香炉」。
眠る鳥の背中で守られる金色の卵を優しくそっと包むように茶葉を置いて、優しいお茶の香りを楽しんでください。

アロマポット B

瓜をイメージしてつくられた陶芸作家・猫蔵屋さんのアロマポット/茶香炉。信楽の赤荒土で成形し、模様の部分だけに釉薬で着色していて、それ以外は焼きしめでつくられています。
信楽焼らしい土の質感と、モダンな絵付けの雰囲気がおしゃれな作品です。

黒陶茶香炉またはアロマポット

陶芸作家・山の木窯さんがつくる作品は、雄大な中央アルプスを望む南信州駒ケ根で一つひとつ手作りされています。
黒い色の陶土がシックなこの茶香炉は、火を灯せば丸い穴から光が漏れ出て、まるで星が輝く夜空のようにも見えてきそう。

飲んでも、香りを楽しんでも。お茶の魅力が広がる茶香炉

いつもは淹れて飲むだけのお茶も、茶香炉を使って香りだけを純粋に楽しんでみるとまたいつもと感じ方が変わるかもしれません。

また茶香炉はアロマポットとも併用することができるものも。いつもはアロマを楽しんでいるあなたもちょっと気軽に試すことができるかもしれませんね。

これからは気候がよくさわやかな季節に。お部屋のリフレッシュや気分転換にぜひ茶香炉を取り入れてみませんか?

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