BLOG
パンを美味しく保存するコツとアイテム。保存方法と冷凍・解凍の仕方・焼き方
こんにちは。クリーマ編集部の川越です。
ふわーっと漂ういい香り。できたてほかほかを頬張ると言葉にできないほどの幸せが体中を駆け巡るパン。朝はもっぱらごはんよりパンという方も増えましたよね。
実は、Creemaにも美味しいパンがたくさん!
素材にこだわって作られたものや、グルテンフリーのパンなどここでしか買えないものも。
「美味しそう」と思ってついつい買いすぎてしまったパン、ふわふわだったのに数日置いておいたらカサカサに…という悲しい経験はありませんか?固くなったり香りが落ちたり、パンのおいしさは日にちが経つにつれてどうしても落ちてしまうもの。
またパンの保存場所として選びがちな冷蔵庫も、実はパンの劣化を早めてしまう場所なんだそう。そこで今回はパンをもっと美味しく長く楽しむための保存方法や冷凍・解凍の仕方についてご紹介します。さらに、食パン専用のブレッドケースやブレッドボードなどおすすめの保存容器も集めました。
編集部おすすめのパンも紹介しておりますので、ぜひこの機会に召し上がってみてください。
冷蔵保存はNG? 選んではいけないパンの保存場所とその理由
「常温よりは良さそうだから」となんとなく思いがちな冷蔵保存。実は冷蔵庫は絶対避けたいNGな保存場所なんです。パンの原料である小麦粉などに含まれるデンプンの劣化が進みやすい温度が0〜4℃と言われ、家庭用冷蔵庫の温度帯と同じ。そのため冷蔵庫で保存してしまうとデンプンの劣化が早まり、パンが固くなったり、風味が損なわれたりする原因になってしまうんだとか。
少し長めに保存する場合は冷凍庫で急速に凍らせるようにしましょう。
保存方法は「パンの食べ時」を見極めて決めよう
パンのふわふわの食感を楽しみたいという方は、できるだけ焼き上がりからその日中に食べるのがおすすめ。ですが、食パンなど1斤を食べきれないときなど、どうしても数日保存したいときもあるはず。常温?それとも冷凍?と保存の仕方に迷うこともあるのではないでしょうか。そんな場合に保存方法を選ぶ決め手になるのが「パンの食べ時」です。
〜3日以内に食べきる場合
美味しいパンは、乾いて水分がなくなる前、なるべく早めに食べるのがベストです。購入して3日以内に食べきるようなら、常温で保存するのがおすすめです。
パンを常温で保存するときのポイント
・適切な保管場所を選んで、カビや蒸れからパンを守って
常温保存する場合、湿気が少なく、直射日光が当たらない場所を選んでカビの発生を防ぐことが大切です。アルコール度数の高いお酒を霧吹きなどで吹きかけておくことで、カビの発生を防ぐ効果があるんだとか。
また常温保存したほとんどのパンは3〜4日が賞味期限です。この期間に食べきれないような場合には冷凍保存を選びましょう。パン屋さんなどで焼き立てのパンを購入したときは、紙袋などに入れて蒸れないように冷めるのをしっかり待ってから密閉できるビニール性の袋などに入れ替えるのがおすすめです。
・しっかり密閉して、パンの乾燥を防ぐ
パンの乾燥はパサつきや固くなるなど味が落ちてしまう原因のもと。購入時の包装のまま保存する場合はしっかりと封を閉め、空気が袋の中に入らないように注意します。
ちなみによく食パンの袋を留めているクリップ(バッグ・クロージャー)では十分な密閉にはならないことがあったり、またプラスチックの密閉容器だと結露がついてカビの元になってしまったりすることもあるので、しっかり密閉できて空気の循環が保てるパン専用保存容器をおすすめします。
食べきるのが4日以上後になりそうな場合
パンをまとめ買いしたり、食べ切れなかった場合など、4日以上経ってからパンを食べる場合は冷凍保存が向いています。冷蔵庫だとパンが乾燥してしまいますが、急速に冷凍庫で冷やすことで状態良く、パンを長く保存できます。
ラップよりもアルミホイル? パンが固くなりにくい冷凍保存方法
パンを冷凍保存する場合、ラップでくるんで保存する方が多いと思いますが、実は効果的なのはラップではなくアルミホイルで二重にくるむ方法。空気を通さないというアルミホイルの性質と熱伝導の良さから、密閉したまま急速に冷凍することができるのだそう。
食パンを一切れずつカットしたら、アルミホイルで包みます。このときぴったりと隙間なく空気が入らないようにすることがポイントです。
冷凍したパンはだいたい1ヶ月ほど保存できますよ。
パンの保存に適したスペース作り。おすすめの食パンケース・ブレッドバスケット
パンを保存する上で大事なのが、乾燥させず、かつ結露などの湿気を防ぐこと。その絶妙な保存環境を作るには、結露が起きやすいラップやタッパーではなく、パン専用のブレッドケースやバスケットなどを使うのがおすすめです。パンの保存に最適な場所に置いておくことで美味しいパンが長持ちします。
京都の伝統工芸「京指物」を現代の生活文化に合わせてものづくりをするlore marketさんのブレッドボックス。古くから高級箪笥などの収納家具として重宝され日本一軽い木材とも言われる桐材を使用。調湿性、気密性、防虫性に優れ、カビや湿気からパンやお菓子を守って美味しさを長持ちさせてくれます。
パンの袋がぴょこっと飛び出たequaltoさんのパンケース。袋をくるくると回して上部の切り込みに入れるだけで、袋を閉じて乾燥を防ぎ、パンの形を保ちながら収納できます。ウォールナット材とアユース材の2色からお選びください。
2斤の食パンがちょうどすっぽり入るS・Kクラフトさんのパンかご。軽くて丈夫なクラフトバンド素材で作られているので、野菜の収納やキッチン以外にもベビーグッズやお子さんのおもちゃなどのお片付けボックスにも。お弁当でも詰めてこのままピクニックにお出かけしたくなるバスケットですね。
帆布のようにしっかりとした丈夫さをもつリネン100%の厚手生地を使ったPINTさんのバスケット。パンのある暮らしを彩るアイテムとして生まれたアイテムです。厚手の生地はしっかりとパンを包み込み、折り畳めるので収納も楽ちんです。
kiyomi@moilyさんの小さな手編みの小物入れ。パンはもちろん、小さめサイズのかごは何を入れてもおしゃれな雰囲気に。パンを小さめにカットしてチーズフォンデュなどにも活躍してくれそうです。無塗装の自然な素材感をお楽しみください。
北海道の職人さんが心を込めて制作するブレアBREAさんのブレッドケース。食パン2斤を収納でき、ガラス窓の扉は中も見やすくまるでおしゃれなカフェのよう。パンに合わせてお菓子や紅茶、コーヒーなどのティーセットをレイアウトして見せる収納としても素敵ですね。
パンのケースや保存容器以外にも、ちょっとした工夫でパンを美味しく!
最後にご紹介するのは、消しゴムを削って作るはんこどりさんのラバースタンプ。ひと言書き込んで使えるスタンプはパンの購入日や賞味期限を記したタグなどにもぴったり。たくさん冷凍保存しても食べる順番をきちんと把握しておけますね。耐久性に優れているためこれひとつで長くお使いいただけます。
冷凍したパンを美味しく解凍して焼くコツとは?
冷凍したパンをトーストするときに気になるのがパサつき。その原因は自然解凍やトースターで加熱している間にパンの水分が逃げてしまうこと。
トースターやレンジなど、どの焼き方でも焼く前に霧吹きなどでパンに水をしっかり吹きかけておくとパサつきを抑えることができます。特に耳の四隅は乾燥しがちなので少し多めに水分を含ませるのがコツです。
また、冷凍したパンでおいしいトーストを作る一番のおすすめ方法は、予熱で温めたガスコンロでホイルに包んだまま一気に焼くこと。最後にホイルを外して少し焼けば外はカリッと中はふわっと、旨みをぎゅっと閉じ込めてくれますよ。
編集部セレクト お取り寄せしたいおすすめパン
Creemaでは、素材にこだわった手作りのパンが大人気。編集部が厳選した、お取り寄せにおすすめのパンをご紹介します。ゆったりとした朝ごはんに、ご家族でのおやつに、お好きなパンをお楽しみください。
北海道富良野市で、長時間発酵させたパンをじっくりと焼き上げるBoulangerie Lafiさん。クロワッサンやパンオショコラなど、人気のパンが10種類詰め合わせになったお得なセットです。いろんな種類の生地のパンがセットになっているので、お気に入りのパンを見つけたい!という方にピッタリ。
10年以上種継ぎを続けている自家製酵母を使ったパンを作る、自家製酵母ぱん ゆくもさん。中にチョコレートが包まれた6種類のチョコ生地ベーグルのセットです。あたためるとチョコがとろりと溶け出して、極上の味わい。おやつにもおすすめです。
パン屋トロワさんの、オリジナリティあふれる人気パン8種。セットにも入っている塩とあんとカルピス㈱バターは私もお気に入りで、贅沢なバターの香りとあんの組み合わせにやみつきになります。仕上げにふりかけた「ゲランドの塩」の深いうまみとからみがアクセントに。ぜひ一度、お試しください。
無添加、自家製天然酵母のパンを手掛けるPANJAさん。人気の生クリーム食パン、煮たまごパン、牛ホホ肉の赤ワイン煮込みパイ包みなどが10種類詰め合わせになっています。そのまま軽食にも出来そうなパンもたくさん入っているのが嬉しいですね。
小麦アレルギーのあるご友人の苦労を知ったことをきっかけに、100%米粉パンを作ることマルシェ デュ パンさん。チョコレート・メープル・チーズ・季節限定フルーツジャムを使った4種の米粉パンがセットでお取り寄せできます。フルーツジャムは季節ごとに味が異なるので、色々と試してみたくなりますね。
ちょっとの工夫と手間でパンをもっと長く楽しもう
焼き立てのパンが一番好きという方もいらっしゃるとは思いますが、パンは冷凍したあとでもおいしくいただけます。ぎゅと詰まって味もしっかりして焼き立てとはまた違う味わいが美味しいと、冷凍パンのほうが好きという方もいるくらいなんです。
パンを買いすぎたとき、自分のお家で焼きすぎたときも保存方法さえ知っておけばこれで安心。ブレッドケースなどの保存容器を活用したり、常温と冷凍保存を上手く使い分けて、もっともっとパンの世界をお楽しみください。