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青森のものづくりを巡る旅。地元の方に案内してもらう、青森市の見どころ&体験

2022.08.23
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青森のものづくりを巡る旅。地元の方に案内してもらう、青森市の見どころ&体験

こんにちは、クリーマの重岡です。

8月上旬、東北三大祭りの一つであるねぶた祭が開催された青森市。3年ぶりの開催で、準備期間から本番まで大いに盛り上がりを見せていました。実はそんなねぶた祭が開催される約1ヶ月前、青森市を訪れていた私たち。青森市がCreemaのクリエイター向けに開催したワーケーション体験(※)のツアーで訪れていたのでした。

 

今回はそんなツアーの様子と一緒に、青森市の見どころスポットをご紹介します。今回で2度目の開催。前回に引き続き、地元の方だからこそ知っている青森のおすすめスポットが目白押しでした。青森をあまり知らないという方も、きっと行きたくなってしまうはずです。

※「クリエイターワーケーション体験 in 青森」とは

クリーマでは2017年から、制作に没頭できるより良い環境を求めて移住や二拠点生活を考えるクリエイターと、移住者を受け入れることで街の活性化を目指す地域を結ぶお手伝いに取り組んでいます。

今回ご紹介する青森市は、定期的にリモートワーク・ワーケーションの体験ツアーを行っており、定員を超えるほど大人気なんだとか。その移住体験ツアーをCreemaのクリエイター向けにアレンジした、ものづくりに深い関わりがあるスポットや、滞在しながら創作活動ができる施設などを巡るのが「クリエイターワーケーション体験 in 青森」。現地クリエイターとの交流や、その土地の見所が盛りだくさんのツアーは大好評で、今回2度目の開催となりました。

青森市の見どころスポットをご紹介!

空港には小さなねぶたも

空港についた私たちを出迎えてくれたのは、小さなねぶた。独特の色彩と、立体感。小さくても迫力があります。東北の地を訪れたのは初めてだったので、わくわくが止まりません。

地元クリエイターの作品に出会える、あさむしマルシェって?

▲浅虫マルシェの様子。市場にお買い物にきた方も、賑わいに誘われてマルシェを訪れます。

青森市から車で30分ほどの道の駅「ゆ〜さ浅虫」で行われる「あさむしマルシェ」は、毎月1回主に月末に行われているマルシェです。この日は、地元クリエイターのりんごやねぶたなど青森名物をモチーフにしたアイシングクッキーや、キラキラと美しい「津軽びいどろ」というガラス細工など、この土地ならではの作品が並んでいました。

 

ゆ〜さ浅虫があるのは、青森でも有名な温泉地である浅虫温泉。「東北の熱海」や「青森の奥座敷」と呼ばれ、古くから観光地として栄えてきました。穏やかな陸奥湾を望む、自然豊かな場所です。

大規模なイベントとはまた違う、豊かな自然の中、ゆったりとした空間でクリエイターとの会話が楽しめるマルシェ。ぜひ一度訪れていただきたいです。

ねぶたの家「ワ・ラッセ」で青森の文化に触れる

青森駅近くのねぶたの家「ワ・ラッセ」では歴代の大型ねぶたが展示されていて、年中ねぶたに触れることができます。迫力のある大型ねぶたを間近で見てびっくり。このサイズにも関わらず細部まで美しく彩られていて、一つひとつに魂が宿っているようでした。

 

ねぶたは木や針金で土台を作り、紙を貼り付けて絵付けするという手順で、すべて手作業で作られています。高度な技術が要求され、それを受け継いでいくことも重要です。みんなから親しまれるお祭りでありながら、伝統的なものづくり文化なのだなと感じます。

▲自分で絵を描いて、それをねぶたに写してくれるコーナーも。

ねぶたの歴史やねぶた名人(ねぶたを作る人の中でも高い技術をもち、ねぶた祭に大いに貢献した人)の紹介、お囃子の映像など、ねぶたを見たことがない人でもその気分を味わえて知ることができる施設でした。青森を訪れた際には絶対に行って欲しいスポットの一つです!

美味しいもの盛りだくさん。必ず食べたい青森名物・のっけ丼

青森にきたら必ず食べたい、名物のっけ丼。​​最初に10枚つづりのチケットを購入し、白いご飯が入ったどんぶりを受け取ります。このご飯の上に好きな海鮮を自由に載せて、オリジナルの海鮮丼を作るのがのっけ丼なんです。

「二枚」「三枚」など、表記されている枚数分のチケットを渡すと、お店の方が具材をご飯の上に乗せてくれます。たまにお得なものや、レアな部位なども提供されているので、最初にお店の中をくまなく見て回るのがおすすめです。

▲「ホタテあるよ〜!」と、お店の方の明るい声に引かれて、足を止めます。夏の時期はなんと言ってもホタテが旬。弾力があり、味も抜群なので生で食べるのがおすすめなんだとか。

ホタテは聞いていた通り、歯応えと旨味がすごくて極上の味わい。ほかのお魚もとっても美味しくて、旅の序盤にも関わらず青森に魅了されました。ただ食べるだけでなく、そのとき旬の海鮮を吟味しながらオリジナルの丼を作るのは、ここでしかできない体験かも。

「クリエイターワーケーション体験 in 青森」の様子をのぞき見

ここからはCreemaのクリエイター参加者が体験した、「クリエイターワーケーション体験 in 青森」の様子をご紹介します。

「あさむしマルシェ」での出店体験

このツアーの目玉は、ゆ〜さ浅虫で行われる「あさむしマルシェ」での販売体験! 実際に現地の方と、作品販売を通して交流をすることができます。移住を考えるクリエイターにとってはこの上ない体験になるのではないでしょうか。

普段はなかなか出会えない、地元のお客さんたち。皆さんそれぞれのブースで足を止めて、クリエイターとの会話を楽しんでいました。ゆったりとした雰囲気だからこそ、クリエイターとお客さんとの距離がより近くなるのかもしれません。

最初は少し緊張していたクリエイターも、だんだんとお客さんとのコミュニケーションを楽しんでいました。地元の方々が、神戸からツアーに参加したクリエイターに「神戸からきたの! よく来たねえ」と声をかけてくれたり。優しい方ばかりだなと感じました。

 

お昼過ぎからはだんだんと天気にも恵まれ、最後までマルシェは盛り上がっていました。この体験を通して、より深く地元の方々のことを知ることができたのではないかと思います。

青森名物・棒パン作り体験

▲ 棒パンを炭火に当て、満遍なく火が通るように回しながら焼いていきます

1日目の夕食時に行われたのが、青森名物・棒パン作り体験。パン生地をねって竹棒にクルクルと巻き付けたものを、炭火で焼きます。青森では棒パンイベントなるものがあるほど、ポピュラーな文化なのだとか。

夕暮れ時、みんなで炭火を囲みながら無心で棒パンを焼くのがとても楽しく、心温まる時間でした。もちろん焼き立てほかほかの棒パンは絶品です!

▲帆立の殻剥き体験の様子

そのほか、青森のりんごとニンニクを使ったソースが絶品なステーキ、帆立フライ、ニシンの燻製など青森づくしのお弁当や、帆立の殻剥き体験まで行い、青森の皆さんの歓迎を受け、終始温かな気持ちの夕食会でした。

シーカヤック体験

2日目には、2組に分かれて、それぞれ青森ならではの体験をしにいくことに。まず一組目は、シーカヤック体験。

▲ 多くの方が初めての体験だったのだとか。みなさんあっという間に上達し、沖の方へ出ました。

東北の海といえば、冬の津軽海峡のような波の荒い海を想像する方も多いかもしれませんが、ここ浅虫温泉が面する陸奥湾は、内海なので波があまり立ちません。まるで湖のような穏やかさなので、安心してカヤックを楽しむことができます。

青森は温泉も多いので、カヤックを楽しんだ後はゆっくり温泉に浸かる...... なんていうのも最高です。

裂き織体験

そしてもう一方のグループが楽しんでいたのは、裂き織のコースター作り体験。裂き織とは布を細長く割いたものを素材にした織物。江戸から伝わる東北地方の工芸品です。

▲ 縦糸の色と布を選び、布を細長く切る→それを縦糸に交互に通す

講師の先生に教えていただきながら、進めていきます。布を掛け違えてしまったり、どこかだけ布が緩くなってしまったり。単純な作業なのに意外と難しい! いつの間にか夢中になってしまい、時間ギリギリまでみんなで取り組んでいました。

クリエイターの皆さんはやはり手先が器用で、初めてとは思えないほど綺麗! さすがの仕上がりでした。織り方や布選びによってそれぞれ個性が出ていました。

 

裂き織は布が貴重だったころ、古い布までしっかり使い切るために生まれたものなんだとか。布を裂いて改めて織ることで、全く新しい布として楽しむことができます。余った布さえあればお家でも作ることができそうですね。

青森の食材を使った豪華な夕食とねぶたを堪能

現地のクリエイターの方々や、青森市の職員の方々、料理を振る舞ってくれた地元の方々と、美味しいご飯を食べながら夕食会が行われました。現地のクリエイターの方々の中には、関東で活動した後、地元である青森に移り住んだ人も。移り住んだ人だからこそわかる、青森の素晴らしさがあるのだろうなと感じました。

そして、夕食中にやってきたのがねぶた! ねぶた祭は毎年8月に青森市内で実施されるものが有名ですが、実は盆踊りのようにそれぞれの地域でも行われるものなんです。

 

夜道でダイナミックに輝くねぶたや、「ラッセーラ! ラッセーラ!」という元気の良い掛け声とともに道を練り歩く「跳人(ハネト)」と呼ばれる踊り子さんたち、ユニークな仮装をした「化人(バケト)」など、それぞれに目を奪われて、あっという間のひとときでした。

交流会&国際芸術センター青森を訪問

地元のクリエイターとの交流会では、どんなものを作っているのか、作り始めたきっかけはなんだったのかなど、クリエイタートークがあちこちで繰り広げられていました。同じものづくりに携わる人たちだからこそ、暮らしの中で感じていることや、制作における悩みなど通じることがあったのではないでしょうか。

 

また、「県外のクリエイターさんにもっと青森を知ってもらって、関わってもらって、青森のものづくりを盛り上げたい!」と地元クリエイターの方がおっしゃっていたのが印象的でした。作るときは一人だったとしても、繋がり合うことでクリエイターの輪が広がっていけば、きっといろんなところにその力は伝播して行きますよね。

交流会のあとは宿舎に隣接する国際芸術センター青森(通称ACAC)を見学しました。ACACまでの道のりにある、新緑の中のアーチはとっても芸術的。

 

ACACは青森公立大学の中にある施設で、青森市における芸術文化振興拠点として設立されました。企画展を行う展示棟や、アーティストたちが制作を行う創作棟があります。

▲ 創作棟を見学する一行。木工スタジオや写真スタジオなど、さまざまな用途に向けたスペースや機器が設備されています。
▲ 展示棟を見学する一行。青森という土地を芸術と科学の観点から調べ、表現するという企画展を実施していました。青森の地形を木で表現した作品に、みんな興味津々です。

あさむしマルシェでの販売体験に、シーカヤック、裂き織体験など盛りだくさんだった今回の「クリエイターワーケーション体験 in 青森」。あっという間の3日間でした。

最後は帰りの新幹線のために帰路に着く方や、延泊して青森県内の新たな目的地に向かう方などをお見送りして、ちょっぴり寂しい気持ちに......。それだけとっても見所たっぷりで、参加クリエイターの方々とはもちろん、地元の皆さんと繋がりが持てたツアーだったのかなと思います。

編集後記

青森市の職員の皆さんや、地元の方々の温かい歓迎を受けて、青森という土地が大好きになりました。今回参加したクリエイターも2度目の参加という方や、ツアー後もまた青森を訪れる予定がある方など、すっかり魅了された様子。青森の美しい山と海、古くから根付くものづくりの文化、美味しい食べ物は心を豊かにしてくれます。また近いうちにまた訪れたくなりました。

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